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#418:低血圧と貧血は別もの

朝すぐに起きられない『低血圧』。
特に冬の朝は起きるのがツラいですね。
ところで、「低血圧」と『貧血』って、どちらも顔色は悪くなるし、めまいがしたりするのでちょっと似ている感じですが、この二つの違いはどこにあるのでしょう。
低血圧は、読んで字の通り、心臓がポンプ作用で押し出す血液の圧力が低いことで、血圧計などで数値化ができます。
一方、貧血は血液の中の赤血球が少なくなることで、こちらは血液検査をしなければ分かりません。そして赤血球は酸素を運ぶのが仕事なので、貧血の場合は、その少ない酸素を補う為に息切れや動悸が激しくなるという訳です。
ちなみに、『低血圧の人は朝が弱い』のは、自律神経の交感神経の働きが優位にならず、なかなか活動モードに切りかわらないという状態に陥っているのだろうと考えられています。
対策としては、熱めのシャワーを浴びたり、軽い運動をしたりするなどの習慣を取り入れると交感神経が活発になり、身体が早く活動モードに切り替わるといいますが、そもそも布団から出られないのにそんなのは絶対ムリですよね。(笑)
 
そこでオススメは、前にも紹介した『1人ボクシング』。
これは、布団の中で1~2分の間とにかくボクシングをするように手足をバタバタと動かすのです。もちろんボクシングの経験はいりません。
手足を激しく動かすことで体の末端の体温を上げ、血圧も上げて脳を早く目覚めさせてあげるのです。
ぜひやってみましょう。(ただし途中でダウンしないように! テンカウント以内には立ち上がりましょう🎵

中野坂上治療院
古賀 直樹
▼中野坂上治療院のウェブサイト
http://www.nakanosakaueseitai.com

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