#130:長風呂をするとできる指のシワシワ
長風呂をするとできる指のシワシワ、いったいなぜできるのでしょうか?
外側には、角質層と呼ばれる層があります(これがさらに剥がれると垢となります)。そしてこの角質層は、水分をよく吸収する性質を持っています。つまり、指が長風呂でシワシワになるのは、この角質が水分を吸収してしまった状態なのです(もちろん、プールや海水浴でも同じ)。
では、なぜにシワシワという状態になるのかというと、角質層のさらに下にある細胞の層は、角質層ほどには水分を吸収することがなく、表面の部分だけが水分で膨らんだ結果、たるんでシワシワになってしまうという訳なのです。
ちなみに角質層は体全体にあるはずなのになぜ指先だけがシワシワになってしまうのかというと、指先は動作などで外界からのさまざまな衝撃や刺激を受け止めやすい場所であるがために、それらを緩和するのに特に層が分厚くできています。それで、全身の中でも特に水分をたくさん吸収しやすく、故にシワシワになりやすいのだと今のところいわれています。
シワというよりもたるみに近かったなんて・・・仕組みは違いますが、なんだか太ってたるんでしまった自分のお腹をつい見てしまう人が少なからずいるのでは。
古賀 直樹
▼中野坂上治療院のウェブサイト
http://www.nakanosakaueseitai.com
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