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#15:高血圧と低血圧

よく、血圧が高いとか低いとかいいますが、そもそも血圧とは何でしょうか?
血液は、心臓がポンプのように血液押し出すことによって血管の中を流れる訳ですが、その時に血液が血管を内側から押す力のことを血圧といいます。この力は、心臓の押す力、血管の弾力と流れやすさ(流れにくさ)、血液の量等によって高い低いが決まります。

つまり、高血圧とは、血液が血管を押す力が強い状態のことで、低血圧とは、血液が血管を押す力が弱い状態のことをいいます。高血圧の場合、一般的に健康上に問題なのは、この血管を強く押している原因が何かということです。血管の中がコレステロール等で狭くなっていたり、血液自体の粘度が高かったりすると(今、よくいわれる『ドロドロ血液』)血管や心臓への負担も高くなるので、心臓病を始め、さまざまな病気を引き起こしてしまうのです。高血圧は中年以降に多いとされてはいますが年齢に関係なく常にチェックしておきましょう。

一方、低血圧には、特に原因がないのにめまいや立ちくらみを起こす『本態性低血圧』と、種々の疾患(心臓・血管障害等)が原因で起こる『二次性低血圧』。そして、急に体を起こしたりした時に、脳への血流が一時的に少なくなって起こる『起立性低血圧』等があります。低血圧は、全体的に体力がない人や、肉体的活動の少ない生活をしている人がこの症状を訴える場合が多いので、まずは規則正しい生活と食事を行うようにしましょう。

中野坂上治療院
古賀 直樹
▼中野坂上治療院のウェブサイト
http://www.nakanosakaueseitai.com

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