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#214:腕をあげると痛い『四十肩』

電車の吊り革につかまろうとしても腕が痛くてあがらない・・・あなたが中高年といわれる年齢なら、いわゆる『四十肩』の可能性があります。
正式名は「肩関節周囲炎」といい、肩関節の老化現象の一つといわれています。
でも、毎日治療にたずさわっていると、中には30代くらいの人にもこの症状がみられたりして、若年化しているようにも思えます(昔は『五十肩』といっていた気が・・)

原因はまだはっきりしておらず、たいてい肩の周囲のだるさから始まり、そのうち腕や肩の動作の際に激しい痛みと運動制限が起きます。さらに進行すると、肩や腕が痛くて夜も眠れなくなってくるということも・・。
いずれの場合も個人差はありますが、半年~2年くらいで、ある日急によくなったりします。

治療に関しては、「動かしていい」とか「ムリに動かすのはよくない」とか意見が分れますが、関節の可動範囲を常に広くしておくため(筋肉は動かさないと衰えてくるので)、痛くても当院では積極的に動かす方法をとらせていただいています。したがいまして今回は、この『肘で大きく丸!』体操をご紹介します。

やり方は簡単です。
まず肘を深く曲げて、前回しと後ろ回し(なるべく大きく)を20回ずつ行う・・・・それだけです。
この時にイメージとしては、肘の先に墨を付けて壁に円を大きく描く様な感じで行います。
朝起きてすぐに横向きの状態で行うと少し寝ぼけているので、痛みが緩く感じる・・・かも!?注意点としては、炎症を起こして痛いのだから、やり始めた初期(数日?数週間)はさらに痛みが悪化することもあります。
しかし当院で、前にも同じ症状を訴えていて、再びなってしまった人が今回この方法を行ってからは、「半年~2年」の治る期間が早くなったと言っています(複数のコメントあり)。
いろいろやってみて今ひとつ症状が長引いて治っていないのなら試してみる価値はあると思います。

古賀 直樹
▼中野坂上治療院のウェブサイト
http://www.nakanosakaueseitai.com

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