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#9:ウイルスと細菌・・・どうちがうの?

ウイルスと共によくいわれる、「細菌」ですが、どちらも病気の原因になるものがあるので混同されがちです。しかし、この二つは全く違うものです。では、どこがどうちがうのでしょうか?

細菌とは、単細胞の微生物の総称であり、それ自体でも活動できるのが大きな特徴です。一方、ウイルスとは、その中身がタンパク質から成る微粒子であって、宿主である細胞に寄生しないと生きていけません。ですから、場合によっては、細胞である細菌が、ウイルスに寄生され冒されるという現象もあるのです。
また、両者の大きさも全く違っています。細菌は、小さなものでも1~3ミクロン(1ミクロンは1ミリの1/1000)ですが、ウイルスの小さなものは、20ナノメートル(1ナノメートルは1ミリの1/1000000)しかありません。

でも、自分自身では生命の維持が出来ない、一見弱々しくも見えるウイルスですが、いったん宿主である細胞に入り込むと恐ろしい速度で増殖をして、宿主にさまざまな影響を与えるというくせ者なのです。
更に、さんざん細胞内で荒らし回った後は、他の宿主に感染していきますが、その時に突然変異を起こして最初の性質を変えていくことがあるので、前に使用した薬が効かなくなることもあるのです(ウイルス進化説)。

今はオミクロン株感染拡大中で、日本も緊急事態宣言になるかもしれません。
やはり各個人が、マスクや手洗い・うがい等をしっかりするのが一番の感染予防になるようです。

中野坂上治療院
古賀 直樹
▼中野坂上治療院のウェブサイト
http://www.nakanosakaueseitai.com

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