見出し画像

#339:足を組むのはそんなに悪い事ばかりなの!?

よく、「足をずっと組んでいたら体が歪んで悪いよ!」というのをききませんか?でも、電車の中で座っている人をみると、足を組んでいる人・・・結構いますね。それに、実際に足を組んで座っている方が、何だか落ち着いてリラックスした気になりませんか?

というのは、普段寝ている時以外の、座っていたり歩いていたりしている時は、足は体の一番下にあるため、血液やリンパはどうしても下に行きがちになります。それでも『歩く』という行為は、足を常に動かしているので、まだ血液やリンパの循環を促すことができますが、オフィスワークで長時間いると、夕方には足が浮腫むことでわかる通り、座りっぱなしでは(特にリンパの)循環を促すことが困難です。そんな時に足を組むことで片足を上げると、それだけでも多少循環がよくなり、足のうっ血が解消されるという訳です。

ただし・・・冒頭の呼びかけのように、『ずっと組んでいたら』ダメです。ず~っと組んでいると、やはり足がうっ血してしまいますし、さらにいつも決まった足ばかり組んでいると確かに背骨の歪みや、それによる体のコリなども引き起こしてしまいがちです。
でも、たまに組みかえたりすれば体の重心も変わるので、例えば座っている時のお尻の筋肉の圧迫も変わりますし、足を組むのは必ずしも悪いことばかりではないようです。

古賀 直樹
▼中野坂上治療院のウェブサイト
http://www.nakanosakaueseitai.com

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?