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ベランダに特化した土の再生方式ってどういうこと?

ベランダ園芸は消費だけだった

集合住宅に住んでいて、植物を楽しもうとすると
あとで見えないリスクに直面します。
それは多くの自治体では「土の回収をしてくれない」こと。

マンションでベランダ菜園に挑戦して、
肥料をコンポストで作って、
土の管理も、コンポストの管理も大変で
結局どっちもやめてしまった方は少なくないのではないでしょうか。

そもそも園芸の多くは植物が枯れた後の処理について
考えられてはいません。
枯れてしまった鉢植えの土は、
使い終わったものとして庭に捨てればすむことですから。

けれど、ベランダは庭ではないし、
放っておいても土に還るなんてことはありません。

捨てることもできず、ただ溜まってゆくだけ。

ベランダ栽培に特化して考えている人は少ない

近年広がり始めた都市緑化「アーバングリーニング」でも、
肥料管理や、土の追加に関しては情報が沢山ありますが、
本格的に土の再生まで考えている人は、
私が調べた中では見つけることができていません。

そういう私も、そもそも園芸残土問題に関して
何の思い入れも持っていませんでしたから。

思いつきを形にしただけ

リフォレスターができるまでのお話はもう少しあとでするとして、
リフォレスターの仕組みを考える上でモデルにしたのは
森林の土、それも腐葉土の下の土の世界を再現することでした。

もう少し、正確にいうと、腐葉土と土の境目の状態を
木箱の中に再現したものということになります。

沢山ある経験と記憶の中から拾ったひらめき、思いつきに
過ぎなかったものが、奇跡を起こした、
とでも言いましょうか。

役割を持った三流と戦力外たち

リフォレスターは、
・節穴の空いた間伐材
・100円均一のフェルト
・園芸残土
という、三流と戦力外のものたちでフィールドを作り、

その中で
・肥料用鶏糞ペレット
・農業用微生物資材「カルスNC-R]
という
生きた細胞を食べる微生物と
植物の繊維だけを食べる微生物資材を使って、

・調理で出る野菜のくず
・たまごの殻
を微生物の餌として分解させて、
結果として質の良い培養土に仕上げるというものです。

全てのものにそれぞれの役割があり、
結果として、野菜も育てることができる栄養価の高い
黒くてふかふかな土を作ることができます。

つまり新感覚土再生方式というのは

大きく分けて2種類の分解菌を使って、
土ごと野菜が育つ培養土に再生する
コンポストっぽいけど、
コンポストより限りなく近所迷惑になりにくい
新しい園芸土再生方式のことです。




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