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『ツンデレ幼馴染に「彼女ができた」と噓を吐いたら何故か泣かれてしまった話(CV.Nanoha。)』台本【ASMRシチュエーションボイス】

こんにちは、レファルです。

この度、私が企画・脚本・編集を担当した
ASMRシチュエーションボイス動画
『ツンデレ幼馴染に「彼女ができた」と噓を吐いたら何故か泣かれてしまった話』が公開されました!!

クレジット(敬称略)

声優 :Nanoha。(Twitter)(YouTube)
イラスト・サムネイル : 勇魚 (Twitter)
脚本・編集 : レファル

本記事はこの動画で用いられた台本を公開するものです。

ぜひ併せてお楽しみください!!


台本

以下、台詞部分と他一部を抜粋。

(※(聞き手「(セリフ)」)は筆者が想定する聞き手からの返答例であり、音源化される際は無音となる部分です)
(※位置指定はイメージです。適宜アレンジを加えていただいても構いません)




(本編 ―起―)


(正面・中距離)
ヒロイン 「おっそーい!」

ヒロイン 「ずっと待ってたんですけど。何か言うことは?」


聞き手 「別に待ってほしいだなんて言ってないだろ」


ヒロイン 「あ、そういう態度取っちゃうんだ。へえ~」

ヒロイン 「せっかく先に帰らずあんたのこと待ってあげてたのに」

ヒロイン 「時間にだらしない上、ありがとうも言えないだなんて。だからモテないんじゃない?」

ヒロイン 「それじゃいつまで経ってもあたしからは離れられないし、一生恋人なんてできっこないね」

ヒロイン 「まあ? そんな惨めなあんたのために? しかたなーくあたしが面倒見てあげてるわけだけど?」


聞き手 「お前こそ俺にばっか構ってていいのかよ」


ヒロイン 「え、あたし? 何で?」
(ここまで)


聞き手 「彼氏いるんだろ? ほかの男の面倒なんて見てていいのかよ」


(やや左・中距離)
ヒロイン 「……あ~、そうそう彼氏ね。もちろん彼には言ってあるに決まってんじゃん」

ヒロイン 「彼は部活が忙しい時期だからね~ あたしにばっか構ってらんないの。だからあんたはその暇つぶし。分かった?」
(ここまで)

(正面・中距離)
ヒロイン 「……何その顔。生意気なんですけど」


(本編 ―承―)


聞き手 「待っててくれてたところ悪いけど、もう一緒に帰れないから」


ヒロイン 「え? 一緒に帰れないって……何で?」


聞き手 「彼女が出来たから。告白されたんだ」


ヒロイン 「は……? 何その冗談。笑えないんですけど」

ヒロイン 「いやいや、あんたが女子に告白されるってどんな怪奇現象……」

ヒロイン 「え、本当なの?」

ヒロイン 「待って、じゃあさっき遅れてきたのって……え?」

ヒロイン 「あ、あり得ないから」

ヒロイン 「だってあんただよ? どんくさくて、背も低くて、何をするにもあたしがいなくちゃロクにこなせないくせに、生意気で態度が大きくて」
(ここまで)

(やや右・中距離)
ヒロイン 「……でもこんなあたしにも優しくしてくれて、実は少しだけ頼り甲斐があって、ごくまれに格好いいところもあって、でもそんなところ、一番近くにいるあたししか知らないはずなのに……なんで……」
(ごにょごにょと小声で)
(ここまで)


聞き手 「じゃあ、そういうことだから」


(右・中距離)
ヒロイン 「ま、待ってよ! 置いていかないで!」
(ここまで)

(右・近距離)
ヒロイン 「止まれって……とまって!」
(ここまで)


聞き手 「……泣いてんのか!?」


(やや右・中距離)
ヒロイン 「な、泣いてないし!」

ヒロイン 「泣いてなんか……うぅっ」


(本編 ―転―)


聞き手 「いや泣いてんじゃん! ど、どうした、何でお前が泣くんだよ」


ヒロイン 「な、何で分かんないんだよバカ!」

ヒロイン 「あんたに彼女ができて泣いてんだぞ!?」

ヒロイン 「理由なんて、一つしかないだろ……!」


聞き手 「そ、そんなこと言われても……」


ヒロイン 「ああもう! こっち向け!」
(ここまで)

(正面・近距離)
ヒロイン 「好き! 好きなの!」

ヒロイン 「ずっと好きだったの、あんたのことが!」

ヒロイン 「そんなの、言われなくても分かれよ!」

ヒロイン 「……ほんとに、言われなくてもわかれよ……」


聞き手 「いやでもお前、付き合ってる彼氏がいるって」


ヒロイン 「……え、彼氏?」
(ここまで)

(正面・中距離)
ヒロイン 「……バカ、まだ分かんないの? あんなの、あんたの気を引くために吐(つ)いた嘘に決まってんじゃん」

ヒロイン 「こんな女とつるむ物好き、あんたくらいしかいないっての」

ヒロイン 「なのにあんたが真に受けて『おめでとう』とか言うから引くに引けなくなっちゃったんだろ……」
(ここまで)

(やや左・中距離)
ヒロイン 「……あーあ、全部言っちゃった」

ヒロイン 「今更言ったところで、もう遅いのに……」

ヒロイン 「どうしてもっと早くに言えなかったかなあ」(涙声)

ヒロイン 「あんなくだらない嘘、吐(つ)くんじゃなかった」(涙声)
(ここまで)


聞き手 「お前……」


(正面・中距離)
ヒロイン 「よかったじゃん、彼女ができて。お幸せに」

ヒロイン 「さっきはあんなこと言ったけどさ、あたしのことは置いてけばいいよ」

ヒロイン 「もうあたしとは帰れないんでしょ?」

ヒロイン 「いいよ、あたしはここで彼を待つからさ」


聞き手 「いや、お前それは嘘だって自分で……」


ヒロイン 「嘘? 何のこと?」

ヒロイン 「彼ってば、いっつも部活のことばっかりで、全然あたしに構ってくれなくてさ」

ヒロイン 「だから……あんたと一緒にいれて楽しかった。今だけは、あんたに感謝してやってもいいかな」

ヒロイン 「ありがとう」


聞き手 「…………」


ヒロイン 「……な、何だよ……早く行けよバカっ!」

ヒロイン 「あ、あんたやさしいから……っ、また泣いてるところ見せたりなんかしたら行けなくなるだろ……」(涙声)


聞き手 「でも……」


ヒロイン 「だからっ! あんたなんていなくても平気だって言ってるだろ……っ! いいからどこにでもいっちまえよ……っ!」(涙声)

ヒロイン 「あんたなんて……っ、だいっきらいだ‼」(涙声)

ヒロイン 「うっ、うぅ……うわぁぁああああああん!」(泣き)
(ここまで)


聞き手 「おい、お前……」


(正面・近距離)
ヒロイン 「こっちくんな! 触んな!」(涙声)


聞き手 「ごめん、嘘だ」


ヒロイン 「嘘じゃない! あたしはあんたのことが嫌いだ! だから……」(涙声)
(ここまで)



聞き手 「いやそうじゃなくて、俺に彼女ができたっていうのが嘘なんだよ。告白なんてされてない」


(正面・中距離)
ヒロイン 「……へ?」

ヒロイン 「え、告白されてないって……どういうこと?」

ヒロイン 「……はあああああ!?」

ヒロイン 「じゃあさっきまでの全部デタラメってこと?」

ヒロイン 「よ、よかった……」

ヒロイン 「いや、よくないから!」

ヒロイン 「返せ……今すぐあたしの涙返せよ! この大嘘つき野郎!」


聞き手 「いやそれはお互い様だろ」


ヒロイン 「うっ……確かにあたしも嘘ついてたけど……」

ヒロイン 「分かった、今回はあたしも悪かった。だからもうお互い嘘はつかない。それでいいでしょ?」

ヒロイン 「あたしに彼氏がいるっていうのも、あんたが告白されたっていうのも、あたしがあんたのことを……」

ヒロイン 「あああああああああ!」

ヒロイン 「ま、待って!」

ヒロイン 「えっと、さっきのはその……咄嗟に口を突いたというか、あんたがあんな嘘吐(つ)いたからで……」


聞き手 「もう嘘は吐かないんだろ?」


ヒロイン 「うぅ……」

ヒロイン 「……分かった、言う。あたしがあんたのこと、本当はどう思ってるか」

ヒロイン 「ていうかもう、分かるだろ」


聞き手 「もう一度、ちゃんと聞きたい。ほら、俺って物分かり悪いから」


ヒロイン 「……イジワル」

ヒロイン 「じゃあ……」
(ここまで)

(右・近距離)
ヒロイン 「こっち来て」
(ここまで)

(正面・中距離)
ヒロイン 「ここなら人目、つかないよね?」
(ここまで)


SE (抱き締める)


(右・密着・有声音囁き)
ヒロイン 「ぎゅー……」

ヒロイン 「はい、これがあたしの気持ち。伝わる?」

ヒロイン 「あたしの身体、熱いでしょ」

ヒロイン 「ずっとこうするのが夢だった」

ヒロイン 「一番近くに居るのに、手を繋ぐことすらできないのがずっと苦しかった」

ヒロイン 「……うん、あたしがあんな嘘を吐(つ)いてたから」

ヒロイン 「それを鵜呑みにしたあんただって悪いんだからね」

ヒロイン 「だからもう、これからはそういうのナシ。あたしも頑張って素直になるから、だからあんたも協力して」

ヒロイン 「……暑い」

ヒロイン 「ううん、まだ離れないで。もう少しこうしていて」

ヒロイン 「ねえ、ドキドキいってるの……聞こえる?」

ヒロイン 「制服越しじゃ聞こえないか」

ヒロイン 「……今度、聞かせてあげるから」

ヒロイン 「だから今は……あたしの、本当の心だけ、感じていて」
(ここまで)




台詞部分:1,870字

PDFより引用


感想もお待ちしています。



台本の二次利用について

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上記の禁止行為、
二次利用に関する規約は予告なく変更する場合がございます。
当台本を利用したことで生じた、
いかなるトラブルに関する責任は一切負いません。

よろしくお願いいたします。


おまけ

ここまで読んでいただきありがとうございます。
おまけとして、今回サムネイルも担当していただいた
勇魚さんへ提供した、原案画像(編集:レファル)を公開します。

仮納品の段階から作り始めていたので画質には目を瞑って。
白枠は趣味。



では。



レファル

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