今夜、この服でどんな酒を飲む?第19夜「服のロゴはツッコまれる要素になる?」
僕の趣味は、服をながめながら酒を飲むこと。
10代の頃より集めてきたコレクションの中から一品をチョイスしてハンガーにかけ、それに合ったストーリーの酒で一杯やる。
何ともバカバカしい趣味ですが、これがけっこう楽しいのです。
全4回でおつきあいください。
さて、今夜は何をながめて酔おうかな♪
『lucien pellat-finet』のSTARニットで『ドン・フラノ』のテキーラを飲む
服のロゴって難しい。
そう思うことがありました。
“キングオブカシミア”と呼ばれる『lucien pellat-finet(ルシアン・ぺラフィネ)』の赤いニットを着ていたときのこと(『ペラフィネ』は第8夜でも紹介しているので、そちらもぜひ)。
仕事現場でスタッフにツッコまれました。
「裏方なのにスターって(笑)」
確かに……。
スターがいるテレビ局の現場で、スターではない自分が胸に思いっきり“STAR”と描かれている服を着ているのは何だか恥ずかしい。
服に描かれているものって誤解を受けやすいですよね。
例えば――
デザインが気に入ったという理由だけで買ったら、実はそれがアート作品をモチーフにしたもので、アートに詳しい人だと勘違いされたり。
デザイン性だけで選んだあまり知らないバンドTを着ていたことで、大ファンだと思われたり。
今回の件もふまえ改めて気をつけなければ、と思った次第です。
それでも、この服は大のお気に入りなので、今夜はこの“STAR”ニットで飲みましょう!
選んだお酒は高級テキーラ『ドン・フラノ』の インペリアル 40°。
テキーラも誤解を受けやすいお酒のひとつで、若者がバーでゲームをやって罰ゲームでガンガン飲むような印象がありますが、決してそんなお酒だとは言えません。
高級なものはウイスキーやブランデーのようにまったりと楽しめます。
ちなみに、このお酒は非常にコクがあり複雑な風味で、どんな要素の味構成かを考えるのも楽しい。
それでも強いお酒には変わりはなく、酔いが早い段階で回ってきます。
理性が崩壊し、己の本性が出てきます。
ライブ映像を見ながら、つい高揚し、自分がボーカル気取りで歌い出す僕。
テレビのリモコンをマイク代わりに、これぞ“STAR”気分!
完全に泥酔ですね。
チェイサー入れましょう……(苦笑)。
次回は、『Lewis Leathers』のライダースジャケットを着ながら飲みます。
ぜひいっしょに酔いましょう!
(つづく)
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