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『 春が来る 』

春になれば

亡き父の
十三回忌がやって来る

ふと立ち止まると、

それは遠い者にとって

ありがたい機会なのだ
と知る

今帰らなければ

今度会うのは

誰かのお葬式の時
かもしれない

わたしや 彼らの


短いようで
長い
 血  
という繋がり


長いようで
あっ、 という間の

短い人生なのである


さびさぬ。



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