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最後の花火に今年もなったな

言語感覚の話。
ロックグループ、フジファブリック の志村正彦。

この人のフレーズが独特で、惹かれます。

タイトルの「最後の花火に今年もなったな」は『若者のすべて』という曲の一節。

「夏の終わりの、最後の花火大会が終わった後の、切なさや虚しさ。感傷的な気持ちを歌った曲」

最後の花火に今年もなったな
何年たっても思いだしてしまうよ

一行目。
日本語として、すごく違和感を感じる。

でも曲を聴くと、このフレーズの部分で、若者であったころの夏が終わる寂しい感情がブワッとこみあげてくる。

自分の経験のなかの「最後の花火」が瞬時に沸き起こる。

花火の美しさ。
寂しさを感じている少年。

今年も最後の花火になったな

順調では感じられないリアルな感覚。

破調の力、言葉の力。

葛藤感(そんな言葉ある?)


興味あるかたは聴いてみてください😊

ありがとうございました。


※ミスチル桜井さんカバーバージョンもあり。




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