REEDを立ち上げようと思ったワケ①
今回と次回の2回で"REEDを立ち上げようと思ったワケ"を話そうと思っています。
前半は、私のこれまでの経験をもとに
後半は主に2021年の出会いの中で感じたことをもとに
書いていこうと思っています。
どちらも読んでいただけたら嬉しいです。
将来の夢
私の将来の夢は幼稚園の頃から"医者"でした。
最初はかっこいい✨という思いだけでしたが、
小学校の高学年に上がると海外ドラマ『ER』(知ってる方いますか!?)をみて救急救命医に憧れました。
中学、高校に入って親戚や家族が病気になったことをきっかけに何もできない自分が悔しくてさらに現実的に医者を目指すようになりました。
なぜ医者になりたかったのか
理由は"苦しんでいる人を助けたい"から
本当に純粋に"人を救いたい""命を救いたい"と思っていました。
高校2年生の時、同じく医学部志望の同級生になぜ医者になりたいのか聞かれて、熱く自分の思いを話しました。
すると彼はこう言いました。
「それ面接でみんなが言いそうだね。面接官はわかるらしいよ、本当のこと言ってるかどうか」
(当時の日記に事細かく記録してありました😂)
本当に悔しかったのを覚えています
電車の中だったので我慢したことも、覚えてます(笑)
多分言った本人はもう覚えていないだろうし、悪気があったわけではないとも思います。もう少し後になって私の思いを分かって応援もしてくれました。ちなみにそんな彼はコツコツ勉強して医学部に合格し、今、北の地で学んでいます。
きっと素敵な医師になると信じてます!
読んでたらごめん、昔の話だからね!(笑)
"良い"医者になりたい
この出来事のおかげで火がついた私は
"良い"医者になりたいと思うようになりました。
医者になりたいと思う人たちはたくさんいて、
なりたい理由も様々です。どれも否定するつもりはありません。
それでも私は、
心から患者さんを救いたいと思っている医者に診てもらいたい。
だからそんな医者になろうと決意しました。
そう決めてから、高校生の間
たくさんの医師の方に会って話を聞きました。
(私のために時間を出してくださった方々に本当に感謝しています)
どの人も口を揃えてこのように話してくださいました。
「ただ知識や技術が素晴らしいだけでは良い医者だとは言えない」
「豊富な知識や高い技術に加えて、丈夫な軸と人格を備えるべき」
どんなに知識や技術があっても、患者さんの気持ちに寄り添うことなくただ機械のように治療されたらどう思いますか?
病気は治ったとしても治った気がしないのではないでしょうか?
医師も人間、患者も人間です。
心があり、人生があります。
お互い1人の人間として真摯に向き合い、心も体も治せる医師になることが私の目標になりました。
知らなかった世界
それから数年経って、私は今医者になるための道とは少し違う道にいます。
いつかこの辺りの話もするとして
(ここがだいぶ濃いんですが今回は割愛します)
正直にいうと、"臨床検査技師"なんて
入学が決まる2,3ヶ月前には全く知らない職業でした。
信じられないことですが、
医者だけで命が救えると思っていたんです。
今なら、んなわけあるかい、って分かるんですが、
医者のことばかり考えていた私にとって医者が全てでした。
目指していた学科とは違う学科に来て初めてたくさんのことを知りました。
自分が思っていたよりたくさんの職種があること。
その一つ一つに専門性があり、欠かすことができない存在であること。
そして思いました。
医者だけで命が救えると思っていたあの頃のまま医師になっていたら恐ろしいことになっていただろうな、と
それぞれの立場で働く人が
どんなことをして、どんな思いで働いているのか
知って、
お互いに理解して、
協力してはじめて
"大切な命1つを救うことができる"とやっと気づきました。
知らないことほど怖いことはない
だから知ることができる場を作りたいと強く思いました。
私自身もまだまだ知らないことだらけです。
もっと知りたいし、それを医療を志すみなさんで一緒にやりたい。
その思いがREEDを立ち上げるに至った一つの大きな要因でした。
長くなってしまいましたが、
最後まで読んでくださってありがとうございます!
次回もぜひ読んでいただけると嬉しいです。
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