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one day photo_22

夏山シーズンが終わりました、前回から1ヶ月以上ぶりです。
夏山やってるときは勉強とかしてる場合じゃないのですべてを忘れて夏山というか天気予報と向き合ってました。これがいわゆる本番だったんだなと思う。本番というか撮りたいものをとりに行く瞬間っていうか。

結果夏山終わってみて思ったけど、撮りたいものの出現パターンは散歩と変わらないから、カメラをもってふらふら歩いているときにパッと目の前に現れる「特定の瞬間/配置」に反応して撮るのが自分には合ってるんだなと思いました。特定のポイントで大判を構えるようなスタイルよりはやっぱりスナッパーに近い動き方をしてるな自分っていう。
でも構図の撮り方とかフレーム内は大型カメラの人たちのような作法が好きなのかなっていう感覚がありました。

話題かわって夏山終わったんで、さっそく本を借りてきました。大竹昭子さんの「彼らが写真を手にした切実さを」です。あとは佐内正史とか野口理佳の写真集…これまで石元泰博とかその辺見てたけど急に近現代へ。
僕は美大の学科がグラフィックデザイン専攻だったけどイラストレーション寄りで、隣の写真学科が全然別世界だったんですよね。大竹昭子さんや清水譲さん、畠山直哉さん、森山明子さんといった方々の活字著書は大学で勉強し損ねた僕がそれっぽいことを吸収する手段みたいな感じに最近は思えてます、読んでて楽しい。

あと夏山が思いのほか不発というか今年は天気が非常に悪く、振り返れば正午まで快晴が続いた日は7月25日/8月11日/8月14日/8月19日くらいしかなかったんじゃないかな。あとは11時にはガスが登り雨が降る日が続き、予報もほとんど悪くて山に行けなかった……。そのためお金が余ったので、調子に乗って写真集を結構買ってしまいました。
 ・畠山直哉:テリル
 ・ウォルター・ニーダーマイヤー:Transformations
 ・リチャード・ミズラック:Petrochemical America
 ・トーマス・シュトゥルート:Unconscious Places
ニーダーマイヤーはこれまでの作品集まとめみたいなものでお得です、石川直樹の「この星の光の地図を写す」みたいな感じ。ただ石川直樹と違ってニーダーマイヤーのほかの本日本ではかなり手に入りにくい……。
来月からは北島敬三さんとかを見てみようかなと思う。
あと佐内正史さんの写真集探してるんだけど埼玉に全くない、横浜中央図書館にかなり収蔵されてるみたいというか、神奈川県は写真集天国というのがわかったので、アレック・ソス見に行くついでに行きたいなと思います。

とにかく暑くて、7月から8月はカメラをもって散歩とか無理だった。
9月になって少し暑さが落ち着いたら、また散歩再開したいな。

霧ヶ峰はゼブラ山から歩くとめちゃくちゃいい山というか、これは百名山だなって納得できた。車山だけ歩いて百名山にはふさわしくないなんて言うのは失礼だった。真骨頂はゼブラ山方面だと思う。

光線の扱い方って大事だなと思う、ショアは昼光多いんだけどミズラックはレーキングライトが滅茶苦茶多い。情緒性は光線の扱いによるところも大きいんだろう。

面で割るをやりたかった、プッシュアンドプル的な

面で割るをやりたかった、プッシュアンドプル的な②

夕方散歩に行った後に写真を見ると「あー、あれはこういう時間帯に順光側にオブジェクトが来るように撮ってんだ」とか感じることがあるけど、そういうのを感じるとなんか嬉しくなる。

見沼田んぼに車で散歩に行く日々が続く。空と地面がパッキリ割れてしまい頭を悩ませるが、たまにそれでもいいじゃんって思える時がある。

たまに開放で撮ると気持ちよい、ただこうしてみると背景の整理の仕方がやっぱり下手やんな自分、平面構成できとらんな自分、と思う。

三ノ沢岳は素晴らしかった、木曽駒の隣にこんなにも本格的な中央アルプスを楽しめる場所があるなんて、っていう。空木っぽい道を気軽に歩けるし周回もできる。

鳳凰三山を定番の夜叉神峠から御座石へ抜けたがこれは最高だった。というか朝方山を歩くというのはやはり素晴らしい。平地で光線が傾いた時間に写真撮って感心していたけど山だとなおのこと強く自然や非日常を感じさせてくれる。もっと泊まりに行きたいわ。


男体山に久々に行ったんですが、山の質感集めみたいなことをしていた。というか直登だからそういう質感みたいなものを探して耐えるしかなかった。

木を撮影することが多い、natural pointを感じることが多いからだろうか。

夏山の最後は針ノ木だったんだけど、いや、めっちゃいい山だった。
山歩きだけなら百名山級のいい山ですね、蓮華岳のほうが稜線は好きだけど、登山道中のスペクタクルはすごい好きだよここ。

31日まで、今借りている本を読んだら次はアレック・ソス見に行こうと思う。写真は今まで中心ドーンだったけど、逆に中心を持たない写真とか、プッシュアンドプルとかを真似してみたい。

登山ブログを書いたり、山で写真を撮っています、登山写真で気が付いた技術をひたすらつぶやきます。