【長編】奇しき世界・九話 迷走の廻転空間(4/4)アナザー

1 憑いた主は


 ルールを司る奇跡は苦悩し、千堂兄弟の映像を凝視した。
 千堂叶斗の余裕ある口調。
 千堂斐斗の理解できない行動。
 どれだけ二人の行動を眺めても何一つ変わった様子は伺えない。変化する世界をただ只管走るか歩くのみ。違和感すら伺えない。

 叶斗の方は無人の世界。
 斐斗の方は人の多い世界。
 この違いは叶斗の所持する首飾りによる影響だが、特に警戒する必要のない光景である。

(三十分で事を済ませるぞ)
 余裕ある口調で言い放った千堂叶斗の言葉。しかし現状は何をするでもなく、迷走しているだけ。
 残りの時間は着々と消耗されていき、残り一時間五十分となった。つまり、兄弟どちらかが力を使える回数は後一度のみ。スズリに言伝を頼むのもどちらか一度きり。

 静奇界関係者に助力を得るにも、時間消費が加速してしまい、力の強い者だと二十分ほどでタイムアップとなってしまう。そして、頼ったところで”ここ”にいると気付けなければ誰の助力も無駄である。
 ルールの縛りで千堂兄弟が考察して見つけなければ辿り着けない。未だ千堂兄弟は苦悩する表情で迷走しているので、まだ手がかりすら掴めていないと伺える。

 どう足掻こうとも揺るぎない勝利。結論、千堂兄弟の不審な言動は杞憂である証拠。
 ルールを司る奇跡は、現状の二人の様子と、加速する時間の進み具合から、完全なる勝利を確信した。

「……僕の勝ちだな。……くくくく、あははははは!!」
 呟き、高笑った。背もたれにどっしりと凭れ、天井を仰ぎ見て安堵と優位に位置している気分を実感する。

 突如、部屋の扉が開いた。誰もいないこの家において、誰が扉を開けるのはあり得ない。
 先ほどまでの余裕が一瞬にして消し飛び、驚きの表情を露に振り返った。

「あー、しんど」
 千堂叶斗であった。
「はい、とうちゃーく」と言って、どっしりと近くのソファに座った。
「え? 叶斗?」
 あくまで、憑いている人間の口調で話す。
「ああ、そういうのいいから」
 右手を振って拒否の意思を示す叶斗には通じていない。
「どうせアレだろ? まだバレてないからって、耀一の真似してやり過ごすって根端だろ?」

 耀一は黙った。
『ルールを司る奇跡は、耀一に憑き、耀一に成りすましていた』が正解であった。

 再び部屋の扉が開き、今度は千堂斐斗が入室した。
 叶斗は握り拳を作った右手を上げた。

「兄貴に勝ったぁ~」
「参った。今回ばかりは叶斗の勝ちだ。負けを素直に認める。……それに」
 耀一の方を向いた。
「まさか耀一とは思わなかった。お前のルール説明だと、ゲームを始める前から耀一の中に居た事になるが、いったいいつから憑いていたか知りたいものだ。俺と岡部さんが遭遇した喫茶店の一件で見られていると感じたアレがお前の仕業なら、最低でも昨年の秋から憑いてた事になるが、それより前だと、どうやって耀一に憑けたか確認したい」
「へ? 斐斗兄、何言ってんの?」
 まだ惚ける演技を続けるも、斐斗は手を構え、横一文字を書いた。

「――なっ! 何するんだ千堂斐斗! ――はっ?!」
 リバースライターで書き換えられたルールを司る奇跡は、演技が出来なくなってしまった。
「ゲーム序盤で考えていた。お前を見つけても素直に負けを認めるかどうかを。どうやら嘘ついて逃げると考えて正解だったな」
「あー、それ、俺も考えた」

 ルールを司る奇跡は、まだどうにかなる勝機を見出し、会話を続けようと図った。

「なぜだ。どうしてお前らは揃って僕の正体に気付いた! それに、この家にいるなんて絶対分かんない筈だ! お前らはろくに伝言もしてないし、話もしてないし、力も使ってないし、誰にも頼った素振りを見せてないのに! どうして分かったんだぁぁ!」

 普段、形相を変えてまで訴える耀一を見ない二人にとっては、状況からして不謹慎なれど、新鮮な一面を拝見出来た、驚く思いであった。
 ルールを司る奇跡の訴えから、何も分かっていなかったのだと察した斐斗は溜息を吐いた。

「まるで俺と叶斗が協力してる風に言うが、話したのはお前が途中で話した時だけだ」
「嘘だ!」
「嘘じゃねぇよ」叶斗が答える。「ずっと俺らの事見てたんなら、分かんだろうが」
「じゃあ、どうしてこの千堂家に、五十嵐耀一に憑いた僕がいると気付いたんだ! それにどうやって来た! 一緒に来るなんて、絶対作戦練ってたに決まってるだろうが!」
「吠えるなよルール野郎。俺らはお前の決めたルールをちゃーんと守ってここに辿り着いたんだぜ」
「それに、俺と叶斗は、全く違う方法でここに辿り着いた」

 理由を先に叶斗が話した。

2 語り・叶斗が辿り着いた経緯


 最初にお前、ルール説明ん時に俺らに挑発しただろ。あん時に考えたんだわ。
 “ルール野郎は挑発して時間を消費しにかかってくる”ってな。
 俺も嫁さんが捕まって死ぬかどうかって時に、挑発のって言い争う程馬鹿じゃねぇからな。必死にどうやりゃ勝てるか考えたわ。

 で、最初に浮かんだ作戦ってのが、“兄貴の指示を仰ぐ”だ。有効活用できる時間も兄弟一緒だからな、一分一秒惜しい状況で、こういうのに慣れてる兄貴に何でもできる時間とかを割り振られた方が楽だろ。

 お前の挑発にだいぶイラついたが、我慢して、どこまで伝わったか知らねぇが、とりあえず時間配分だけでも完了出来て第一段階完了。
 次にする事は、コロッコロ変わる世界の事やら、何を切っ掛けにしてお前に辿り着く糸口を見つけるかだった。

 ルールじゃ、静奇界の連中を頼れるっつったけど、俺が連絡出来るのは岡部のおっちゃんだけ、状況を好転させる力がなさそうなおっちゃんだから、まあ手助けは後回しにして、ヘブンを使おうとは考えたぜ。
 けど、首飾りの力がどうあれ、それで状況悪化も考えられっから、力も使わず、とりあえず変化する世界を知ろうと走り回った。

 つーか、夜の校舎とか廃病棟とか墓地とか、マジ勘弁してくれ。怖いってぇの。

 二回目に兄貴と話せた時、無人と有人の違いから、この首飾りが関係して変化が起きてるって直感で察した。
 お前のルールってのにこんな変化付けても意味ねぇし、無人にするとお前が不利になりすぎるだろ。
 何故かって? そりゃ、風景やら光景に専念できるからだ。

 結果論からの意見だけどよ、このゲームで一番面倒なのは、恐らくモブキャラ。つまり、意味の無い『人間』だ。
 お前は誰かに憑いてるって言ってただろ。なら、モブキャラは必要不可欠。その中から”誰に憑いた?”って、俺ら兄弟が考えて時間食う素材になるからな。それを一切無くすなんて自殺行為はルール上、あっちゃならねぇ。
 それが可能となったのは、首飾りの奇跡が影響したって考えるのが普通。

 後は、風景の内容だ。
 怖いとこ、落ち着くとこ、時代背景バラバラ、一般的な都会、ゲームでありそうな田舎や王国。
 どう考えても小説やら映画やらの世界観の表れって思ってピンときた。そういった事を生業にしてる奴。後は、空間変化していくと、時々俺と耀一が遊んだ場所に行ったりしたから耀一に憑いてやがると判断した。

 そんで、兄貴に”三十分で事を済ませるぞ宣言”して走り回ったら、十数回目で千堂家の前に到達。
 応接室から話声するから入ったらお前がいた。

 以上が俺の考察と結果だ。

3 博打と奢り


 叶斗の説明を聞き、斐斗は疑問を抱いた。

「待て、三十分宣言の後、時間が早く進んだぞ。アレはお前じゃないのか?」
「んあ? ああ、瞬間移動とか出来たらいいなって思っておっちゃんに電話したら、レンギョウさんに頼るってんで、向こうと連絡付けるからとかでそのまま通話中放置。中々戻らなかったから、暫くして途中で電話切って、挙句自力で到着ってわけ」

 それでも首飾りの力の本質に気付かず、ほぼ考察と体力でクリアできている。そこに感服した。

「兄貴はどうなんだよ。どうやって気付いたんだ?」
「結論から言うならお前とそんなに変わりない。俺が確信を得たのは、三十分宣言後に考えた時だ。時間が迫っててかなり焦ったぞ。それまでは明確になってない謎だらけの状態だ」
「謎って、なんだ」不愉快を表情に表したルールを司る奇跡が訊く。

「なぜ、俺らが力を使え、静奇界の連中と交信出来て均衡が保たれるのか? とか。空間変化にどんな意味があるのか? とか。双方に有利不利になる条件が整っているなら、お前の憑いた人間は必然的に俺らに共通の人間となるのが自然だ。であるなら誰だ? とか。まあ色々だ」
「じゃあ、どうやって気付いたんだ?」叶斗が訊く。
「お前が余裕を感じさせる口調で三十分宣言をした事だ。俺とお前で違うのは空間変化した先々で人間がいるかいないかだ。有人と無人の違いで容易に気付くのは風景。様々な光景から、考察出来るのはお前と同じ内容だ。書き物を生業としてる身内、どう考えても耀一しか考えられなかったからな」

 ルールを司る奇跡は、あの十分間の考察の事を指しているなら、その後の行動が気になる。

「じゃあ、あの校舎にリバースライターを使ったのは何故だ。消費時間は誤魔化せないから力の使用は確実に起こった」
「それを説明するには、先に俺の持ってきた壺の奇跡について話さなければならない」
 未だに別空間に置きっぱなしにした壺である。
「アレは、自らに力を使用した者に対して二十分間だけ、奇跡からの干渉を遮る世界へ閉じ込める。どんな力を与えられても影響を及ぼさない奇跡だ。俺がリバースライターを使う時を見計らって入って来たスズリから、この世界に向かってリバースライターを使えば、お前からの監視を誤魔化せると聞いた」

 ルールを司る奇跡は、スズリに対して怒りを覚え、奥歯を強く噛んだ。

「三十分宣言以降、俺達への警戒心を高めて観察するだろうから、監視の映像を誤魔化すように書き換えた。お前が見てたのは、単なる俺らが走ってるだけの光景だ。まあ、欺けるかどうかは賭けだったが」
「どういう事だ」叶斗が訊く。

「違和感に気付かれたら終わりの状態だったからな。俺は助っ人の助力を得てここまで来たが、その際、時間がどうしても早く進んでしまう。奴が見ている光景と、時間消費の比率に違和感を抱かれでもすれば完全にこちらがアウトとなる。ここに来るまで肝を冷やしたが、そうでもなかったみたいだな」

 ルールを司る奇跡が思い返すと、時間は確かに大幅に進んでいた。
 所々で千堂斐斗が力を使った時に消費時間をチェックしていなかった為、時々確認する残り時間が、力を使用した残数だと誤解してしまった。
 ルールを司る奇跡の敗因は、時間を細かく確認せず、残り時間と経過速度に勝利を確信してしまった奢りであった。

『このゲーム、貴方はマスターでありオーディエンスに徹しているけど、貴方もプレイヤーである事を忘れているのではなくて?』
 スズリの言葉が思い出される。そして見透かしていたかのように、『観察を怠らないように』と告げて。

 運命を司る奇跡の言葉。
 自分にも掛けられていた運命の試練。
 勝利の糸口は、奇しくも運命を司る奇跡が発していた言葉にあった。

 ルールを司る奇跡は、完全に敗北した。

「兄貴、助っ人って誰だ?」
「お前が頼んで岡部さんが呼んでくれた人物だ」
 斐斗は他所を向いて叫んだ。
「こっちは終わった! 連れて行ってくれ!」

 言葉に反応して、斐斗、叶斗、憑かれた耀一は、空間変化の如く、突然起きた変化に巻き込まれて別の場所へたどり着いた。

 そこは、夕方の神社であった。

4 進化時


「久しぶりの再会と思いきや、随分と人使いが荒くなったじゃないか、斐斗」
 近くの大岩に腰かけて三人を眺めるレンギョウがいる。
 昨年の夏以降、斐斗にとっては久しぶりの再会であった。

「奇跡の進化時に遭遇するなんて、斐斗に叶斗、あんた達、何かしら幸運を呼びこむ奇跡にでも憑かれているんじゃないのかい?」
 呑気にレンギョウは言う。
 まるで浮遊するかのようにゆったりと飛び降りると、瞬時に姿を消し、耀一の前に現れた。

「ふーん。まさしくルールを司る奇跡。性質が凝り固まった形をしているよ。けど残念だね。あんたはゲームに負けちまった。このまま変わり時の贄となる定めだよ」
「ふ、ふざけるな! ここは僕の作り上げた舞台じゃない! こんな所で終わるなんてルール違反だ!」

「いや」斐斗が告げた。「ここは確かにレンギョウさんの空間ではある。しかし、お前のルールはまだ生きている」
 斐斗が腕時計を見せると、残り時間は三十分を切っている。しかも経過が早い。
「どういう事だ……」
 狼狽えるルールを司る奇跡は、斐斗の行動を思い出した。
「お前、あのリバースライターでインチキしただろ!」
 これは、耀一の真似をして惚けた時にかけられたリバースライターの事を指している。

「インチキではない。お前が逃れられないように書き換えただけだ」
「つまり」レンギョウが続けた。「あんたはあの時点で事実上、敗北が確定しちまったのさ。既に負けている状態で時間が経過する。それは、いわゆる延長時間と言ったところかねぇ。ゲーム終了しても話が出来る時間。斐斗が時間を有効活用した配慮でしかないんだよ」
「なんでそんなまどろっこしい事を!?」

 斐斗の表情からは、ゲーム中の焦りや苛立ちが完全に消え、落ち着きが伺える。

「理由は二つ。お前を見つけて終了となったとしても、本当にお前が贄になるかは不明なままだ。人間か奇跡か、どちらかが生き残るゲームと嘯くも、それを発していたのはお前の口だ。ルール全体の説明にその点が抜けてたから、とんずらでもされれば俺達の苦労は水の泡だ。二つ目、どうしてもお前を縛る為。理由は、この場所へ連れてこれたなら、確実にお前は逃げられないからな」
 叶斗は意味が分からなくなり頭を掻いた。
「まどろっこしいじゃねぇか。普通に連れてくれば良かったんじゃねぇのか?」

「レンギョウさんが強力な助っ人だからそれは出来ない。今でも経過速度が速いままだ。見つけてここへ連れてくると、確かに早く事は済むが、可哀想だろ、何も知らずに消えるってのは」
(うっわ……性格悪。その優しさ、いる?)
 斐斗の仕返しの意味が籠められた、歪んだ優しさを理解した叶斗は呆れた。
 ルールを司る奇跡は、贄になる事を恐れ、斐斗の足に縋りつく。

「なあ、助けてくれよ。あんたの書き換えの力で、俺を救ってくれよ。……なあ……頼む」
 見苦しい言い訳。あれほど馬鹿にしていた相手への命乞い。
 しかし斐斗はこれも予測していたのだろうかと思える行動に移った。
 腕時計の時間を見ると、残り五分。経過速度から、残り一分も無い。
「見ろ。お前のルールでは、力の使用は一時間。さらに一時間を切ったら力は使えない。だったよな」

 ルールを司る奇跡は、焦り、それでも諦め悪く懇願する。
「残念だねぇ。どうやら祭りは終わりの様じゃないか」
 レンギョウが境内の方を見ると、真っ白い光が眩しさを増して迫ってくる。

「嫌だ。嫌だ! 助けてくれよ千堂斐斗! なあ、助けてくれよぉぉ!!」
 どう足掻こうとも、進化時の運命から逃れる事は出来ない。
 ルールを司る奇跡は、自らが敷いたルールにより救われることなく、敗北した。


 眩い光が神社全体に広がると、次第に光が治まり、境内には斐斗とレンギョウだけが取り残された。

「――叶斗と耀一は!?」
「安心おしよ。二人はあんたの家で気を失ってるよ。それに他の人間も全てが無事に戻った。残念ながら、あんたが集めた奇跡の殆どは贄となって消えちまったがね」

 思いつくのはカノンとスズリの存在であり、事情をレンギョウに訊くも、頭を左右に振られ、二人が贄となったと決まった。筈であった。

「残念ながら、進化時を終えた現状で、全奇跡がどういった状態かを把握するなんて不可能なんだよ」
「どういう事だ?」
「奇跡の進化時ってのはね、なにも奇跡か人間、どちらかを喰らって新しい奇跡が産まれる。なんて定義がある訳じゃないのさ。今まで色んな所で現れていた正体不明の奇跡やら現象やらが、その正体を確定させるための大変化。その大きな変化がたった今起きたんだけどね、これで「はい終わり」って訳じゃないのさ」

「まだ何かあるのか?」
「大々的な変化はこれで終わりだよ。ただ、大きく変化し、歪んだ世界の修正にちょいと時間がかかっちまう。そのため、あんた達に起きてる変化も馴染むようになるだろうさ」
「俺達に何が起きた?」
 レンギョウは質問を考えた。
「ああ、これなら分かりやすいねぇ。斐斗、今、何年の何月何日か分かるかい?」
 なぜこんな事を訊かれるか分からないまでも、素直に答えた。

「二〇一五年一月五日だろ」
「それが、あんた達に起きた誤差。正確には、二〇二〇年一月二十七日だよ」
 そんな近未来の事を言われても、斐斗にはしっくりと来なかった。
「まあ混乱するのも無理は無いさ。それに、あんたの身内周りでも奇跡の修正が起きてるからねぇ。それ等の誤差が完全に修正されるまで四、五年はかかるけど、あんた自身はそれ程今までとは生活自体は変わらないよ。なんたって、静奇界と深く関わりすぎてるから、進化時の影響をあまり受けない体質に変化してるからねぇ」

「けど、その話からだと、貴女が今まで着手してきた奇跡にも何か変化あるんじゃないですか?」
 レンギョウが長い日数を費やして解決が困難な奇跡など、並大抵の奇跡ではない。
「ああ、察しが良いのは相変わらずだねぇ。あたしが見てきた奇跡は、この進化時を経て……というより、すでにフライングして進化を迎えた特異な奇跡だったんだよ。静奇界のほうでその奇跡をどんな名称に落とし込もうか悩んでたんだが、ついこの間、正式に名称が確定したのさ」

 レンギョウは、その奇跡の名を告げた。『アナザー』と。

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