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次は、天命を知るんだってよ。

朝仕事してたら、「『さだまさし』と『すだまさき』って響きが似てる」とふと気が付き、おもむろにツイートしてしまいそうになって、無事に思い止まることができた先日の誕生日早朝。そうして僕も、いよいよ、ついに、40歳になりました。

最近は定期的な更新に取り組んでいる本ブログですが、どうしようもなく不定期更新だった頃も、誕生日らへんになると、ひっそりと、だけどせっせと文章を連ねては、歳を重ねた心情をなんやかんやと書き残してきました。そこでは、まぁいろいろ御託を並べてはいたのだけど、つまりは「もうすぐ40歳だよーどーしよう」みたいなことが書いてありまして、その、待ちわびた「40」をいよいよ迎えた今年。ふたを開けてみたならば、まさかのこんなご時世。何もかもがいったん止まって、すっかり変わり果ててしまった世界。いわゆる「不惑の四十」に華麗に生まれ変わっていたかった2020年は、1mmも予想していなかった、これまで以上にいろんな判断に“惑う”年になってしまいました。そのせいだけではないけれど、「こんなふうに」とか「こっちじゃなくてやっぱりこっち」とか、うだうだ考えて、ちまちま積み重ねてきたものが、全部吹き飛んで、まっさらな地面に立たされたような感覚を、実際40歳になって味わっているような。もっと切実に、仕切り直しとなった人も少なからずいるとは思いますが、良くも悪くも、僕も同じような心境に。

いろんなものを、ここから本当に考えてやっていかないといけないこの状況は、なかなかに厳しそうです。仕事はもちろん、音楽活動やその他諸々、あらゆる分野で変えていかないといけないものと、変えなくてもいいものを、ひとつひとつ見極めていく作業。そんなの、惑わずにいられないだろうとは思いながら過ごす日々がすでに始まっていたりもします。あれやこれや、あぁほんとに悩ましい…。NO 惑い、NO LIFE!惑いは続くよどこまでも…。

そうは言いつつ、結局いつも通りに歳を重ねた誕生日。少し前に見つけたお気に入りの和菓子屋さんの「おはぎ」をバースデーケーキ代わりに、自分で作った「ソラマメ」をつまみに、ビール!…ではなく、もう正々堂々とノンアルで乾杯!プレゼントには本をいただき、自分でも自分のプレゼントに本を買い、非の打ち所がないお祝い…!この辺だけは「不惑」の域に達した感はあるんですが…これが、ここ数年問い掛け続けてきた「どんな40になるのか?」への答えといえば答えのようなのものなのかも。「こんな40になりました。」と、あの頃の自分に胸を張れなくはない。それをさらに確かなものにするために、明日からも引き続き40を頑張っていけたなら。どう転んでも忘れられないであろう、2020年をより深く刻んで。そして次がもうあることを、僕はもう知っています。「五十にして天命を知る」らしいです。これまた大変そうですが、そう、これはそうなんだ、キリがないんだと気付いたところで、惑いながらも、マスクをしながらも、生きていくしかない。10年かけて天命を知って行きたいと思います。どうぞ皆さん、今後ともよろしくお願いいたします。

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今回はこの辺で。それではまたそのうちに。

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