小説を書く手が止まったときのトラブルシューティング(自分用)

これから加筆修正する予定の小説があるのですが、濡れ場のシーンが過去最長になってしまって手をつける前から気が重いので自分用に「こういうときどうしたら良かったっけ」な諸々を殴り書きして現実逃避をします。

完全に自分用です。他の方の参考にはならないと思います。
あと本当に殴り書きなので超絶とっ散らかっています。記事としてのクオリティとかあったものではないです。

ちなみに当方のデータ
・BL二次創作字書き
・字数は長くても30000字程度、基本は3000~10000字くらいの短中編がメイン
・小説の書き方を勉強したことはほとんどなく、完全に我流
地の文は一人称視点(三人称視点で書いたことはほとんどないです)

●地の文がおかしいけどなにがおかしいのかわからない

ありとあらゆる可能性が考えられるのに「なにかがおかしい」としかわからない状況つらーい!!!!
ひとつずつ見ていこう。

内容の前にまず文章のリズムを見てみる。私は基本的に音ゲーをやるような感覚で小説を書いています。
【一文の長さ、句読点や改行の頻度は適切か】
最低限読みにくくならない頻度は確保しつつ、場面に合わせて増減してみる。句読点や改行は“溜め”でもあると忘れない。
【動詞や助詞の類が不用意に連続していないか】
「○○しているのを○○する」みたいなやつ。無意味かつ修正可能であれば潰す。日本語独特の現象で、普通に文章を書くと意味のない“韻”が発生しまくるのだけどこれって小説だと結構ノイズになる気がする(※あくまで個人の感想です)

どちらも体言止めとかうまく使ってリズムを整えような。
一人称視点だと三人称視点よりは入れやすい気がする、体言止め。でもやっぱりやりすぎると寒くなるので要調整。

次に内容。
【視点主の視野の広さ・奥行きが流れに合っているか】
一人称視点特有の問題ですね。「ここは視点主の切り替えがちょっと早い気がする」と思ったら文章を追加してうだうださせる。「ここはなんか鬱陶しいな」と思ったら分量が多すぎなので削る。
【口調や語彙にブレはないか】
これも一人称視点ならではというか、キャラ本人の口調と地の文に適した文体に折り合いをつけるのは永遠の課題。どうしても堅くなってしまう場合は、ポイント絞って“素”の口調の台詞っぽいやつを地の文に放り込んで中和する。

なにもわからなくなったら一度、会話だけ抜き出して流れがおかしくないか確かめる
そこが大丈夫だったら最低限問題はない。地の文を全て飛ばして台詞だけ読むという人がいるくらいだし。どのみち地の文も修正しなきゃだけどあとは寝かせて未来の自分に頑張らせる。

●会話の流れがなんかおかしい

会話だけ抜き出して流れを確かめたときに「これおかしくね?」となったときは基本的に妄想が足りない!!!!!!
会話の継ぎ目を全力で妄想して繋げろ!!!!!!

そうでない場合は……たとえば台詞途中のちょっとした溜めや、今現在ではない過去や未来の発言など「流れ的に必要だけど描写がしにくい要素」がすっぽ抜けている可能性。書かないとそれは存在し得ない、存在しないから繋がらない。
溜めは三点リーダやダッシュあたりで処理すればいいけど、うまくいかない場合はいっそ台詞をそこで切って地の文で動作を挟む。口籠る、目を伏せるなど微妙な溜めの動作を地の文で描写する。これも前後の流れを見て調整。
モノローグをカッコ()で書き出して台詞と同じカテゴリに入れて補完、なんてのもある。一人称視点だから視点主の心情描写は地の文でいけるんだけど、あえて書き出すとなんかエモい。エモいゆえに連発するとウザくなるのでごく少量に。
どうにもねじ込めない場合は地の文に入れる。書かないよりは書くほうがいい。

●導入部分がキマらない

人によると思いますが私の場合、小説を書き始めた段階で導入部分がきちんと決まっていることはまずないです。だから後になってうんうん悩む。
結論としては、一番最後の最後の最後まで後回しにする。
個人的なイメージとしては導入部分って作品の「蓋」なのかな~と。だから毎回きちんとは決めずに書き始める。本体=中身が出来上がらない限り、それに合う蓋もわからないから。

それでもしっくりこないときは……あわよくば読む人を惹きつけたい、そんな下心が根底にあるかもしれない。
他者の好みなんて千差万別だし他者の気持ちも自分じゃないからわからないし、そういうものに寄りかかると迷いが生まれる。というかそもそも惹きつけられる文章を私が書けると思ったか? うぬぼれるな私よ。

●内容が長すぎて加筆修正のやる気が出ない

今の私ですね。原稿であればね……〆切という圧でやる気もクソもなく乗り切れるのだけどね、今回のこれは〆切がないから怠惰が顔を出す……
分量か時間のどちらかで区切って、1回ごとの作業量を減らして心理的なハードルを下げるくらいしか思いつかない。ポモドーロとかなんかあのへんのやつ。「ここまでやったら終わり!! あとは知らん!!」という心持ちになりたい。この後やれよ私。
戒めのためにタイマーアプリのプッシュ通知を設定してきました。今。

●キャプションや注意書きの正解がわからなくなる

これは小説を書いた後の話ですね。
適切なキャプションの書き方がわからないというよりは(そのへんはジャンルによりけりでしょうし)「この文面だったら多分まぁ大丈夫でしょ」という判断ができる程度の冷静さを保ちたい、というニュアンスのお悩みです。

小説を書き切った後にこういうのを決めようとすると、言語野が干からびていて自分のキャプションが適切かどうかなんて余計にわからないよな。「まぜるな危険」みたいなものだから、端的で誤解しにくい文章がいい。となると、なるべく正気なうちに書き出してしまいたい。
……そう考えたら「執筆段階で文面を決めておく」で一発解決しそうだな。でも執筆中は楽しくてキャプションのことなど頭に浮かばない。どうしよう。とりあえず今書いているやつについては今のうちに考えておきます。

●自分の小説がつまらなく思えてきた

飯食って寝る。
そんな大幅に書き換えたわけでもないのに急につまらなく感じるようになったのなら、疲労なりなんなり大概心身がどこかおかしいので食う寝る遊ぶを摂取する以外ない。体調を万全にして気分も上々、その状態で読んでやっぱりつまらなかったらしょうがない。そのときはそのときで。


さっさと完成させて区切りをつけた~~~~い!
私が書かなきゃ誰がこの小説を書くんだ~~~~!!!!(色々限界)