なんでも、やってみることは大事

自分が何に向いているのかを決めることは、とても難しい。だから、何となくとか、今、流行っているからという理由で決めている、決めた人は、もっと他のことにも取り組んでみた方がいいのではないかと思う。

働いてみない限り仕事というものは分からない。働いてみない限りその会社は分からない。

でも、そうやっていろいろなことをする可能性に対して企業側が門戸を開かない。せっかく入社してもらって、いっぱい教えても、辞められたら困る。転職を繰り返すのは、その人に問題がある。会社に問題があるとは決して思わない。

こういった考えは結局、産休や育休で休まれると困るということと同義だ。もちろん同じ人が同じように仕事をしてくれる方が楽な面はあるが、内部崩壊していくと思う。同じことを同じようにすることに、この先意味はない。

みな、少子化で企業はこれから厳しくなるとか、時代の変化は以前より加速しているのだからついていけなくなるとか、言う。

言う割には、その根本的なところを変えようとしない。

人事担当者にアンケートを取ると、いろいろな経験を持った人の方を、一つのことに取り組んだ経験しかない人よりも積極的に採用したいらしい。新卒時にそんないろいろな経験を持っている人なんていないし、そんなにいろいろなことに取り組めるほど世の中は甘くない。一つのことをやるのに複数年はかかるのに一体どれくらいで人生経験が積めると思っているのかと疑問に感じる。

IT人材と言っても、ありとあらゆる分野と会社が存在し、分野かつ会社で能力を発揮する人が、そこに存在する方が、世のためになるのは間違いない。

とはいっても、分野でやりたくない仕事と思っても、その大部分は、人間関係にある。人間関係が良好だとどんな仕事でも頑張れるのに。

世の中は、企業や仕事が問題と大きな声で言うが、そこで働く人たちの問題の場合も多いと思う。もちろん通年採用をするとか、途中採用をするといったことは企業のルールなので個人では何も出来ないが、それで採用した人を生かすもつぶすも、周りの人間次第ということは知っておくべきだ。

今がそうだから、今後もそうではなく、間違いなく、企業は少しずつ流動的になっていく。ならざるを得ないからだ。そうならない会社はおそらく潰れる。だから、その時に、飛び込んでいけるように、自分磨きをやっておくべきだと思う。




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