【millennium parade】常田大希プロデュース「ミレパ」本格始動|新曲「Fly with me」のMV考察
2019年からKingGnu(キングヌー)常田大希さんの新たな挑戦として「millennium parade(ミレニアムパレード)」の活動を本格的に始動し、新曲「Fly with me」も5月13日に発売となりました。
millennium parade(ミレニアムパレード)の略称は”ミレパ”になります。
近未来的で視覚からも訴えかけてくる過去に例のない新たな音楽として、クリエイティブチーム「PERIMETRON 」が想像するメロディは、世界からも注目の的になっています。
常田さんはミレパの音楽を「J-POP的なメロディーの良さ」を排したバンドとも言っている通り「KingGnu」で作っているメロディとも色が異なっており、ファン層も少し異なっています。
今回はそんな常田大希率いる次世代注目バンド「millennium parade(ミレニアムパレード)=ミレパ」の魅力に迫ります。
millennium parade(ミレニアムパレード)とは
millennium parade(ミレニアムパレード)は常田大希さんのソロプロジェクト。前身はDaiki Tsuneta Millennium Parade (DTMP)です。
クリエイティブチーム「 PERIMETRON 」と共に、様々なアーティストやクリエイターを巻き込んで、発信する音楽プロジェクト。他アーティスト、団体等に楽曲を提供するソロ名義。
ミュージシャン・映像・アートなど異なるジャンルの人が集まり、それらを融合して作られた次世代バンド。
実は、King Gnuのメンバーでいうと、ボーカルとキーボードを担当する井口さん以外は、ミレパの活動に参加したことがあります。
井口さんが参加していないのは単にハイトーンの神ボイスのボーカルが入ってしまうので、KingGnuに限りなく近い構成になってしまい、ミレパのコンセプト的な意味で参加していないだけかとは思います。
millennium paradeの最新MV「Fly with me」公開
「攻殻機動隊 SAC_2045」のオープニングテーマであり、本編にはそのキャラクターたちもカメオ出演しています。
全編フル3DCGで制作されており、モーションキャプチャは攻殻機動隊2045製作委員会協力のもとアニメ本編と同じくSOLA DIGITAL ARTSで収録が行なわれています。
「Fly with me」のボーカルは今回なんと5人(ermhoi,HIMI,Cota Mori,長塚健斗さん(WONK),佐々木集さん)で構成されています。メインボーカルはHIMIさんです。サビは長塚健斗さん(WONK)が歌っています。キーボードは江崎文武さんが参加しています。全体で14人ものミュージシャンが参加しています。
常田さんのコメント
300トラック以上のトラック数なので、フルオケじゃないけど大編成ですよね。パソコンが動かなくなっちゃうくらい。でも『Fly with me』はずっとやっていて、俺たちのテーマソングみたいな位置付けの曲でもあります。
「Fly with me」MVの考察
「Fly with me」のMV映像はどういう意図で制作したんだろうと考察している人も多くいます。
このMVは大きく分けて2つの次元(視点)を表現
①ゲームで言うプレイヤー(上流階級):水晶の外の世界
②キャラクター:水晶の中の世界
①に関しては、現実世界でいえば”富裕層”を揶揄している。このプレーヤはMV内にでてくるカオナシのようなバケモノである。「Money make the world go around(金が世の中を動かす)」という歌詞からも汲み取れる。
②については、現実で表すなら”一般人”である。今回は操られる側として揶揄されている。
この世界では上流階級がゲーム(世界)をいとも簡単に楽しそうに操作している。この主人公(EUGENE)とボス(赤い目をしたシルクハット)はキャラクターであり操作されている。しかし、EUGENEはこの世界(操作されていること)に疑念を持ち始める。
ゲームが始まり洗脳されているかのように敵を倒しあう。やがて、EUGENEは「この世界の敵は赤い目をしたシルクハットではない。操作している側だ」と気づく。
そうして最終的には「シルクハットを撃つのではなく操作側(カオナシのようなバケモノ)を撃ち殺し」遂に自由を手に入れる。最後にシルクハットが泣いている事から単に操作されていたことが読み取れる。
これは現代を風刺しているとも読み取れる。「俺らは上流階級(富裕層)に操作されてるんだ!自由を手に入れたくないのか?操作されるのではなく、自分で考えて行動しようぜ」
今回の歌詞やMV映像からそんなことを常田さん伝えたかったのかなとも感じました。実はKingGnuの「どろん」のMVでも似たような視点があると感じています。
「Fly with me」のMV映像はどういう意図で制作したんだろうと考察している人も多くいます。 製作者の意図を読み解きながら聴くことで、さらに楽しみが増えますね。
持ち運び簡単でお洒落なレコードプレーヤー
常田大希(King Gnu)率いるmillennium paradeによるアニメ「攻殻機動隊 SAC_2045」のオープニングテーマ「Fly with me」のアナログ盤も6月24日にリリースされます。
しかし、「肝心のレコードプレーヤが無いよ!」って悩んでいる方もいるかと思います。そんな方にはこのプレーヤをおすすめします。レコードプレーヤー=高級品で大きくて場所をとる」のイメージを払拭したアイディア商品です。
私は普段、音響メーカの設計部署に所属しているのですが、会社の先輩が海外出向する際に寄せ書きしてプレゼントした商品です。カバン型なので、持ち運びが便利で、なんといってもお洒落です。音もちゃんと鳴ります。
外部出力も可能なので、アンプに繋げてスピーカーから鳴らすこともできますよ。インテリアとしても映えるので、本格的なレコードプレーヤーは手を出しにくいけど、アナログ盤の音を聴きたいって方におすすめします。
まとめ
今回millennium parade(ミレニアムパレード)についてご紹介しました。
音楽という「聴覚」での表現の枠を超え、今や映像や芸術という「視覚」にまで訴えかけるまでに手を広げています。豊かな音楽での表現に加えて、映像の完成度が大変高いのも魅力の一つになっています。
リーダーである常田さんもKingGnu(キングヌー)とはまた違った一面を垣間見ることができ、新たな表現者としての挑戦にも感じられました。何となくですが常田さんは「型にはまらない」ことを大切にしている様な気がします。その新しいプロジェクトの一環として、「ミレパ」は存在しているのでは無いでしょうか。
他にも色々な映像作品がYoutubeで見れますので、ミレパ沼にどっぷりハマりましょう。今後の活躍が期待される次世代バンドです。
こちらでミレパのメンバーなど詳しく紹介しています。
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