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教員も『正解』が分からず、新たな方法を模索している今だからこそ!

2020年6月29日の日経新聞朝刊教育欄「学びや発」より。

学校給食を再開したけれど、班の形にしちゃダメ、会話しちゃダメ。子どもたちが、何だか元気ない。先生が、「ルールの中で、みんなが楽しく給食を食べられるアイデアはない?」と聞いたところ、音楽を聴く、クイズをやる、映画を観るなどのアイデアが出たのだという。

心に刺さったのは、「教員も『正解』が分からず、新たな方法を模索している今だからこそ、子どもと一緒に考えることができる。」という箇所。

先生=教える人、何でも知ってる人
生徒=教わる人、何も知らない人

こういう構図が頭にこびりついて、子どもたちにアイデアを聞くなんてとんでもない!って先生も、きっと多くいらっしゃると思う。(恥ずかしながら、ちょっと前までの私も、まさしくそうでした。)

今日も専門学校のFPの授業で、今日は不動産の単元だったんだけれど、印紙税の話になって、「今時テレワークしていても、ハンコを押さないといけないから出社するとか、いろいろ問題になってるよね。」と話を振ると、コンビニでバイトしてる生徒さんが、「先生、今でも収入印紙10枚とか、まとめて買っていく人、多いですよ。」と教えてくれる。(収入印紙に割り印押すもんね。)

きっと彼ら彼女らの中から、「ハンコ要らないよね?だけど、その代わりに何をすればいい?」って疑問に真剣に向き合って、解決してくれる人たちが現れる訳で、先に生まれたから偉いとか、何でも知ってるとか、黙って俺についてこいとか、ナンセンスになる時代が来るんだろうなぁ、としみじみ。

この仕事を今やらせていただいて、本当に良かった。教育界のものすごい転換点に、立ち会わせていただいている。この先どうなるのか、さっぱり分からないけれど、ただただ面白い!興味深い!有り難い!

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