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物欲の話〜憧れのガラスペン〜

どうも、物欲魔人です。

 私は物欲魔人であり、コレクターである。
 数多の趣味を持っているが、そのほとんどが「物を欲しがる系」「ものをコレクションする系」だと声を大にして言えるくらいの物欲魔人だ。

 ドールは可愛いお洋服を買い集めるのが好きだし、宝石蒐集はコレクションが肥太ることに幸福を感じる。文房具はノートやシールに費やした金額を計算するのも恐ろしいくらいだし、読書だって読むのも好きだけどすでに持っている本の表紙違いや装丁違いにときめいて何冊も買ってしまうのだ。

 そんな物欲魔人は新しく素敵なものを見つけるとすぐさま手を出そうとしてしまう。
 別にそんなに給料が高いわけでもないんだから、見たもの全てに心奪われてたら破滅するぞ……! 手を出すならしっかり考えてからにしなさい!
 ……という意図のもとでこの文章を書いている。
 文章を書くためにしっかりリサーチをするとちょっと物欲が落ち着く。というのは最近の気付きだ。

 さて、では今回の主役である「欲しいもの」。
 それはガラスペンである。

ガラスペンって素敵!

 突然だが、私はガラスが好きだ。
 透き通ってキラキラしていて、触ると少しひんやりしてて、それでいて落としたらすぐ粉々になってしまう儚さ。
 好きな理由には「おジャ魔女どれみ ドッカ〜ン!」というアニメのとある回が好きだから……というのもあったりする。
 第40話「どれみと魔女をやめた魔女」、ぜひ観てほしい。細田守が監督をつとめた、ニチアサアニメらしからぬ美しい物語だ。
 話は逸れたが、詰まるところガラスでできたものに私は無条件に愛着を持つ。そんな私が「ガラスでできた文房具」に出会ったらどうなる?

 そんなの、愛するしかないでしょう。

 元々存在は知っていたんですが、最近改めてドキドキしてしまった。
 そうなるともう、居ても立っても居られない。まずネットでどんなものがあってどのくらいの価格帯なのかを検索。


 これ、とっても素敵。

 これも素敵!

 これなんかも最高。

 どうやら私は捻りが効いたデザインのものよりガラスらしい透明感のあるものが好きらしい。
 元々ガラスが好きだからそれはそうか。

どこから挑戦するか

 こういった新しい趣味を見つけたときにいつも思い悩むのが、「高いものをいきなり買う?」「安価なもので様子を見る?」という二択。
 最近ではなんと100均でもガラスペンが売っているのだとか。すごい時代になったもんだ。

 しかし、こんな時にいつも思い出すのが「万年筆の悲劇」である。

 私は文房具が大好きなので、人並みに万年筆にも興味を持っていた。
 しかし当時の私は比較的冷静だった(?)ため、「まずは安価な万年筆で様子を見て、もっともっとと思ったら本当に惚れたものを買おう!」と思っていたのだ。
 そして手を出したのが万年筆界で当時最も安いラインにあったkakuno。
 手に馴染むサイズ感、ちょっと乱暴に扱っても罪悪感のない価格、ペン先のにっこりマークもかわいい。初心者にはうってつけの万年筆だと今でも思う。

 ……しかし、長く続かなかった。

 インクもお気に入りを買って、コンバーターも買って、いざ使い始めてもなんとなくしっくりこない。結果万年筆趣味は今に至るまで復活せず。
 今ならわかる。
 多分最初から「運命の一本」を探していたら立派な万年筆沼の住人になっていたと思う。
 そこそこの金額を最初から払っていれば相応に構うようになるし、なんだかんだ毎日触っていればそれが習慣になっていく。
 そういう意味でスモールステップ方式は私には相性が悪かった。

二の鉄は踏まない

 というわけで、ガラスペンは運命の一本探しから。
 もうしばらく悩んでみて、これぞ! というガラスペンを見つけたいと思う。
 ……ガラスペンの沼に落ちたら次はインク沼かしら。
 しかも話をしていたら万年筆も気になってきた。

 これだから物欲魔人は!!!!!

 おしまい。

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