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金継ぎ体験をしてきました!〜クリエイターズマーケットにて〜

年2回の楽しみ、クリエイターズマーケット

 突然だが、私はいわゆる「ハンドメイド品」が大好きだ。
 クリエイター個人のイマジネーションが感じられる手作り品は眺めているだけでも楽しいし、既製品より割高でも手にしたいと感じる。
 そんな私の年に2回の楽しみ。それがクリエイターズマーケットである。

 簡単に言えば手作り品オンリーのフリーマーケットだ。今回も時間があったため、6月23日にお邪魔した。

 普段はなにかお目当ての品があって、それを購入したら少し見て回って帰るのだが、今回はその「お目当て」がなかったので会場全体を見て回った。
 そして、体験コーナーがあることを知り、順番に見ていたら……。

 なんと、金継ぎ体験ができるじゃないか!

金継ぎ体験


 金継ぎ自体、ずっとやってみたいと思っていたため見つけて即申し込み。最後の時間帯に空き枠があったので、なんとか滑り込むことができた。

 時間を待って、いざ体験!

ワークショップの机の上。いろんな素材がある。

 形式としては様々な焼き物の破片やシーグラス、様々な天然石が置いてあり、それをいくつか組み合わせていくコラージュ形式。
 短い時間ではあったけれど、様々な素材をああでもない、こうでもないと机の上で並べ替えるのはとても楽しかった。

私が選んだ素材。真ん中のシェルがチャームポイント。

 ここからが結構難しい。
 まず金継ぎをするためにこの選んだ素材たちを接着剤で固める。2液性の接着剤なんて久々に使ったなぁ……。

なんとか接着した様子。

 次が「金継ぎ」と呼ばれる工程。
 漆に金粉を混ぜたものを陶器の断面に塗っていく。あまりやりすぎるとあとで漆がよれてしまうので慎重に。
 ちなみに、漆は植物性の樹脂で代用しているそうで、かぶれる心配もないのでご安心を。

ちょっと塗り過ぎました……。

 次は「金蒔き」。金継ぎをした作品の上に金粉をふりかける。
 そうすると金継ぎした部分に金粉がつき、そのまま乾くとある程度固着するらしい。

会場で触ったのはここまで。

 最後の仕上げは自宅で行う。
 というのも、漆が完全に乾くのに5時間ほどかかるのだ。
 翌日、漆がよく乾いているのを確認したあと、ウェットティッシュで余分な金粉を拭っていく。必要以上に張り付いてしまった金は指先でこすると取れる。

完成!

 持ち帰るための接着が甘かったのか、箱の中で作品が暴れて一部漆が取れてしまったが、出来栄えは想像通り。
 憧れの「金継ぎ」を体験できて大満足の1日だった。今回作ったのはトップだけなので、ちょうどいい長さのチェーンを探してペンダントにしたいと思う。

お世話になった工房さん

 今回お世話になったのはengraceという金継ぎ作家さんだ。

 素敵な機会をありがとうございました!
 この作品は宝物にします!

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