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これが”松永依織”らしさであり自分らしい生き方だ! 2ndオリジナル曲「大衆性ロマン」レビュー
こんにちは、こにゃっくです。あいかわらずnoteが書くのが遅い私です。
RIOT MUSICの松永依織さんの2ndオリジナル曲「大衆性ロマン」のMVが8月4日に公開されましたね。1stオリジナル曲「カクテルライツ」に次ぐオリ曲ということでとても公開が楽しみであったのと同時に内心そわそわしながら心の準備が出来ていないままMVの公開を迎えました。
というのも、この「大衆性ロマン」は9月29日に発売されるRIOT MUSICメジャー1stミニアルバム「RIOT OF EMOTIONS」に収録されている曲で今回、7月31日に突如として配信されたここあさんと涼菜さんのRIOT MUSIC TALK SHOW 夏祭り前夜祭で、8月2日からアルバムに収録される5人のアーティストのオリジナル曲のMVが連続公開されていくということで、依織さんのMVは初日の5人による集合曲「One for Everything」、2日目の凪原涼菜さんの「Air」に続いて3日目に公開ということで楽しみであると同時に毎日が余韻に浸っているような慌ただしい毎日の連続だったからだ。
この夏祭り前夜祭で依織さんはこの「大衆性ロマン」のことを「ガールズロック」「ヤンチャしていた頃に戻った」「キレ気味のセリフ」がポイントだと言っていました。そして私の新しい一面が見られると。言えば1stオリジナル曲の「カクテルライツ」のようなロマンチックなミディアムバラードとは真逆のカッコいいロックな曲が聴けると誰もが心を躍らせながらこの公開の日を迎えたわけですね。
このメジャー1stミニアルバム「RIOT OF EMOTIONS」この言葉には、世代や国境を越え、すべての人の味方になれる歌を届け、芽生えた感情で世界が少しでも良くなってほしいという思いが込められています。個性の異なるアーティストたちが一致団結した現体制での集大成となるアルバムです。まだ購入予約をしていない方はこちらのリンクから購入することもできます。彼女たちのアーティスト活動の未来に繋がりますので是非。
アーティスト松永依織さんとは
この「大衆性ロマン」の感想(考察)の前に改めて松永依織さんをご紹介しますと2020年9月15日に音楽事務所のRIOT MUSICよりヴァーチャルシンガーとしてデビューしたアーティストです。同じオーディションでは長瀬有香さん、凪原涼菜さんが同期としてデビューしています。歌とお酒とゲームが大好きな現在21歳の可愛い女の子でキュートなルックスと甘い歌声で多くのリスナーを魅了し続けています。
特技のギターによる弾き語り配信の他、ゲームではプレイして数ヶ月とは思えないほどのセンスが光るAPEXの配信や罰ゲームあり(本人にとってはご褒美?)のホラゲの配信、マシュマロで質問を設けて雑談を行ったりお酒を呑みながら雑談をしたりする晩酌配信など多岐に渡ってファンを楽しませてくれます。TikTokによる弾き語りの動画投稿も継続的に行っていますね。
音楽活動ではデビューしてからいろんなジャンルの音楽を幅広くカバーしていますが、ただ甘く可愛い歌声だけではなく何といっても依織さんの武器は可愛さと同時に持ち合わせているロックな精神のカッコ良さです。
依織さんのYoutubeチャンネルやTikTokも登録とフォローが済んでいない方は一度チェックしてみて下さい。
2ndオリジナル曲「大衆性ロマン」MVとクレジット
◤2nd ORIGINAL SONG MV◢
— 松永依織 (@iori_m_RIOT) August 4, 2021
大衆性ロマン/ 松永依織
Music & Arrange & Lyrics : 鳴風
▶ https://t.co/0pHhw9bhXQ
ふたつめのオリジナル曲。
ルールに従ってばかりじゃつまんない!
自分らしく、キミらしくを大事に生きていこ!🌟 pic.twitter.com/I8FXLoog8v
◆SpecialThanks (敬称略)
— 松永依織 (@iori_m_RIOT) August 4, 2021
Music & Arrange & Lyrics : 鳴風
Producer : 出口貴大(BANDAI NAMCO Arts)
Sound Producer : 佐藤純之介(Precious tone)
Director : 黒野哲矢(Precious tone)
Recording & Mixing Engineer : 南前修司
Recording & Mixing STUDIO : SYNCLIVE STUDIO M
Video Director & Compositor : コトセ
— 松永依織 (@iori_m_RIOT) August 4, 2021
Compositor :
オムカ (https://t.co/5IXFgEgZw9)
Sumorume (https://t.co/vsgfpJbJZr)
鳴宮ユキ (https://t.co/ILZVWBUXgS)
Illustration:松り (https://t.co/4h3pyKB0sP)
Artwork Design : ヱレキテルワークス (https://t.co/swgjZCeIsT)
1.【Verse(Aメロ)】大衆性とは
それでは改めて松永依織さんの2ndオリジナル曲「大衆性ロマン」について個人的な感想と考察を書きたいと思います。初めから申し上げれば良かったですが拙い文章しか書けないことをご了承下さい。
先ず唐突に始まるイントロですがコードが半音ずつが下がっていく進行がこれから何かが始まる物語の重々しさのようなものを表現しています。一瞬のブレイクの間に息を大きく吸い込む音が入っています、これから気合を入れて歌う依織さんの気迫というものが伝わりますね。
Verse(Aメロ)に入るとエレキギターの軽快なリズムが自然と体を動かしてくれます、BPMは172くらいでしょうか、極端にテンポが速すぎずかといって遅すぎないノリのいいテンポがいいです。そこに依織さんの少ししゃがれた声で歌い始めるのがとてもロックな歌い方でかっこいいですね。
大衆性を重んじた結果
高レンジで個性が死んだ
同音同名同色の
なんとなく生きてる人
Verse(Aメロ)の歌詞でタイトルにもある「大衆性」というワードが出てきます。依織さんは以前の雑談配信でこの言葉を「社会」とか「決められたルール」「多数決の多い方」「共感が多く得られる」などとイメージしていると話していました。その意味を踏まえると大衆性を優先して従ってしまった結果、大多数の範囲で人々の個性が失われてしまった、個性が死んでしまったせいで同じような人間が刺激のない生活をただなんとなく生きていく様子というものを表しています。
この個性が死んだという表現が少し重々しさを感じさせて、個性と個性を発揮させて成り立つはずの「社会」というものが逆にその人から個性を排除させていくかのような印象を持たせています。やはり「大衆性」というものがこの曲の重要なキーワードになっていますね。
2.【Bridge(Bメロ)】社会に対しての疑問
ここはBridge(Bメロ)と書いていますが曲構成を語る上で都合が良かったのであまり気にしないでください。このフレーズに入ると重低音のギターサウンドが増えてメロディの厚みが増しますね。依織さんはこのパートに入ると言葉の語尾の音程を上げてリズムを刻みながら楽しそうに歌っているのが伝わります。やっぱり楽しそうに歌っている依織さんが一番好きなんですよね。
ほらまた右向け右向いて
「さぁみんなで歌いましょう」
それ何の意味があるの?
協調性磨くため?
右を向けと言ったら右を向きなさいと社会から有無も言わさず指図されているかのような歌詞、「さぁみんなで歌いましょう」と「」を使っているのは何度も何度も耳障りのように聞いてきたセリフなのかもしれません、ここは歌うということに限らず○○しましょうと言われてきたのだなと解釈しました。
なぜそれが意味があるのかが分からず疑問を投げかけます、協調性を磨くためだけに○○しなければならないの?周りの大人たちからそれが社会のルールだ、社会に出ると是が非でも社会のルールに従わないといけないからだと言われているかのような雰囲気さえあります。
依織さんはおそらくこの疑問を昔から感じていたのではないでしょうか。MV公開後の雑談配信でこの事を語っていましたが、このRIOT MUSICに入る前にヤンチャしていた時期があったと。
自分が頑張っても報われない変化も刺激もない日常に対して嫌気がさして自暴自棄になっていたのかもしれません。そして閉塞感のある世の中や「社会」とはいったい何なのか依織さんは考えたのではないかと思います。その時の経験が自分と重なっていたためこの「大衆性ロマン」を感情を込めて歌うことが出来たと。
私もこの一連の「大衆性」や「社会のルール」というものに子供の頃から疑問を持ちながら成長してきたので非常に共感できるポイントでした。
3.【Solo(間奏)】ボカロックのような曲構成
ここでSolo(間奏)が入り高速スラップのベースの音がビートを刻みより重低音の厚みが増します。依織さんはここは「WOW WOW …」「アーイヤイヤ」とカッコよく歌っていて、これぞガールズロックと言えるような歌声の良さがとても出ていますね。ここはライブでも声を出して叫びたい!ここで間奏が入るあたり普通の曲構成と違う作りだなと気付きます。
実はこの曲は曲構成が「Aメロ→Bメロ→間奏→A’メロ→1サビ→間奏→A’’メロ→2サビ→間奏→Bメロ→ラスサビ」のような作りになっていると感じました、というか都合よく解釈してしまいました。どちらにしても普通じゃない曲構成になっており最近のボカロ曲やボカロとロックを合わせたボカロックのような曲構成になっています。このコンセプトを元にMVでは3人のクリエイター様によって2010年代のボカロ曲のMVをイメージして製作されたとRIOT MUSICの武田プロデューサーが教えてくれています。
大衆性ロマンのMVは意図的に画質を落として制作しています。曲コンセプトから発想を得て、2010年代のボカロMVをオマージュした演出にしました。 https://t.co/4Y225QBCVn
— 武田P/RIOT MUSICプロデューサー (@RIOT_takedaP) August 5, 2021
4.【Verse(A'メロ)】社会のルール
ここで膝上から全身姿の依織さんが登場してきます、エレキギターを携えた堂々とした眼差しがカッコいいです、そして可愛い。改めて見てみるとポニーテールの髪が結構長くて長いギターとのバランスがちょうど良くてハマっていますね。
ギターにはRIOT MUSICと依織さんのロゴマークのステッカーが、その下にはIori MatsunagaとXXXX、ハートのステッカーには実はAlcohol(アルコール)と書いてあります(笑)ここでもお酒好きな依織さんらしさが出てきてますね(笑)手には依織さんロゴマークをモチーフにしたトライアングルピックを持っていてイラストを製作して頂いたクリエイター様はよく分かっていて素晴らしいですね。とても重要なポイントです。
大衆性軽んじた結果
高エリアで景色が変わる
別に悪い事じゃないさ
人々がよく口にしてる
「ルールはみんなで守ろう」
ここのパートはAメロとほぼ同じコードなのでA’メロとしています、Aメロと同じく軽快なリズムでベースの演奏も連動してロックのビートとノリの良さを大事にしているのが分かります。本来だとここはBメロとしてメロディに変化をつけてサビに持っていきたいところですが、最後の「ルールはみんなで守ろう」だけ最初のイントロのコードと同じものを追加しています。一番最初に耳に残るように設定していたコードをここで入れてくるところがサビに入るための特徴を強く印象付けています。
このパートの歌詞で言うと人々の多数意見に従うだけじゃなく、自分の意見や行動を優先してみたら今まで見ていた平凡な景色が打って変わって明るくなった。これは無理して従わなくても別に悪いことじゃないんだと依織さんは納得できています。
依織さんはどこかのタイミングで社会のルールに従うだけじゃなくて自分らしく、ありのままの自分を出すことに意味を見出したのではないでしょうか。
周りの人たちが口を揃えて言ってくる「ルールはみんなで守ろう」何度も何度も言われその度に自分という個性が出せず悶々と生きてきたことに答えを見出した瞬間でした。
私の個人的な依織さんの印象ですけど、依織さんは幼少の頃からミュージカルやピアノなど音楽を通して人前で歌うことが好きだったと配信で語っていました。たくさん色んな経験してきた中で自分の好きなことに対しては全力で頑張りたいし楽しみたい、反対に嫌いなことに関しては頑張らなくてもいいんじゃないかと思うような極端な性格なのではないかと。彼女にとっては個性を発揮できない普通の存在というのが窮屈でたまらなかったのかもしれません。
それとこのシーンで全身姿の依織さんが持っているカッコいいマイクが通称ガイコツマイクと呼ばれるもので歌っています。ロックバンドのボーカルやロック系のアーティストがこのガイコツマイクを使って歌っているイメージがありますね。背景がピンクで可愛らしさもありながらガールズバンドのボーカルみたいなカッコ良さがありますね。
5.【Chorus(1サビ)】君という存在
一瞬のブレイクの間があってサビに突入すると先程の半音ずつ下がっていくコードから「そんなことより」とメロディに勢いをつけて一気に曲調に疾走感をもたらします。依織さんは吹っ切れたように明るく楽しくロックな歌い方で、少し鼻にかかった可愛い歌声も混じりながらカッコよく力強く熱唱していきます。今までロックナンバーを何曲もカバーしたり弾き語り配信で依織さんのロックな歌声は聴いてきましたが、これは今まで聴いたことがないくらいカッコいい歌声で私はこの時初めて依織さんは正真正銘のロックを体現できていると感じた瞬間でしたね。
ここのMVはシンプルな単色のイラストと文字になっているのでまさに2010年代のボカロ曲のMVって気がします。ただ色合いで言うと少し暗い濁ったような色のシーンになっていて、サビ前の閉塞感のある社会のようなものを感じさせます。
そんなことよりハッピーな生き方して
君と言う存在を
大事にしていかなくちゃ
後世に伝わらない
「不安もある」
それもわかる
けれど進め
等身大で
キメろ人生
「ルールはみんなで守ろう」の後に「そんなことより」と否定するわけではなく多数派の意見に従うよりも自分の好きな事を優先してみるという選択をします。
自分の好きなことや楽しいこと自由な生き方を優先して君という存在を大切にすることが一番大事なんだ。
そうしないと未来に繋がりもしない。
自分らしく生きることは不安もあるし勇気が必要。
だけどそれでも前に進むことに意味がある。
だから君らしく自分らしくありのままの自分を貫いて人生を生きていけ!
と力強くポジティブで超前向きに捉えられる歌詞がダイレクトに心に伝わってきます。この最後の「等身大でキメろ人生」というストレートな歌詞が依織さんらしい力強く背中を押してくれる感じがして一番大好きなところです。この「キメろ人生」の歌い方が巻き舌を使っていてカッコ良くて、今まで依織さんが魅せてこなかった新しい一面が垣間見れてマジでキマっています。
6.【Solo(間奏)】ライブ会場とピクトグラム
1サビが終わると間奏に入りますが、ここは依織さんがステージ上でエレキギターを持って歌っていて、その前では観客がリズムに乗りながら飛び跳ねている映像になります、おそらくライブ会場でしょうね。
依織さん自身がライブが大好きでこれまでもライブで歌いたい、声出しライブがしたいと言ってきていましたのでこの「大衆性ロマン」をライブで歌える日や現地ライブで声を出してみんなで依織さんの歌を楽しめる日が早く来てほしいですね。
この間奏シーンの観客を表現しているピクトグラムの棒人間たちと最後のノイズのシーンはやはりボカロっぽさを感じずにはいられない。なにか似たようなMVがなかったか探してみたら両方のシーンが入っているボカロ曲があったので紹介だけしておきます。でもおそらく「大衆性ロマン」との関連性はなさそうです(汗)
7.【Verse(A’’メロ)】レモンサワー
このA’’メロはシーンはShout up!の合図とともに曲調が変化します、BPMが少しゆっくりになっていますがコードとしてはAメロやA’メロと似たような感じがします。
数多くのスピーカーたちが出てきますがこれは再び社会という存在がルールやしがらみというようなものに従わせようとしているのだと感じました。自分らしく、ありのまま生きたいと思う者や社会に対して反骨心さえ持っている者に対してルールに従うことが善だという社会という存在が容赦なく押さえつけてくる。社会というのは生きていくうえでは従わざるを得ない存在なのでしょうか。
Shout up!
ノイズが耳を奪った
緊急事態はこちらもそう
現実問題エネミーは
世の中か?
自分自身なのか?
I don't know
Ah 今日もレモンサワー一気に飲み干そう
社会で生きていくためには一定のルールには従わざるを得ない。しかし度が過ぎたルールには従う必要はあるのかないのか。依織さんはどちらかに選択しなければならない状況でも自分らしく生きることを決断します。それによってスピーカーたちのノイズが自分の耳に入らなくなっていく様子をバツで表現しています。どこかで見たことがあるスピーカーたちのシーン…何かのMVで見たような覚えがあるのですがちょっと思い出せないんですよね…。
依織さんはそんなことは考える必要もなく何事にも動じない表情で歌うのを止めません。ここでMVで重要なお気に入りポイントでもあるレモンサワーが登場します。レモンサワーといえばお酒が大好きな依織さんがいつも愛してやまないキーアイテムです。1stオリジナル曲の「カクテルライツ」にもお酒が出てきましたがこのMVでもお酒が出てきてくれたことは依織さんらしさが溢れていて嬉しかったですね。
このレモンサワーがこの「大衆性ロマン」で伝えたい重要な”自分らしさ”を表現しています。依織さんにとっては自分らしさを表す象徴がレモンサワーというわけです。5人分のレモンサワーというのはRIOTのメンバーと同じ数ではありますが他の4人はまだ未成年ですので一人で5人分飲んでいるのでしょうか(笑)
「Ah 今日もレモンサワー一気に飲み干そう」のところは甘く可愛く楽しそうな歌声で歌っていて、嫌なことはパーッとお酒でも飲んで忘れちゃいなっ!って言っている気がします。どんな時でもポジティブで自分らしくありたいという、いつもの元気な依織さんらしさが溢れていていいですね。
8.【Chorus(2サビ)】その瞬間を大事に
2サビに突入する流れるようなメロディスケールがとんでもなくカッコいいです。このカッコよすぎる疾走感はシンコペーションを使って本来のリズムをあえて崩してリズムにインパクトを与えているのかもしれませんね。5度上がって5度下がる流れるようなギターのリフがダイナミックなロックな演奏を表現しています。「レールに乗る生き方じゃ」の「レール」のフレーズを巻き舌を使っているところが何回聴いてもカッコいいです。
MVはここで依織さんの周りを取り囲む無数のKEEP OUTのテープが登場します。先程のスピーカーのノイズたちが耳に入らなくなった瞬間から誰にも立ち寄らせない社会のルールから一歩踏み出してみた自分だけの新しい生き方を歩む世界観を表現しています。
ドラマティックに新世界へ飛び込んで
起こせよレボリューション
レールに乗る生き方じゃ
先人も報われない
時はリフレイン
明日はカゲロウ
小さな灯火
消させない
トバせ信念
2サビの歌詞は依織さんがこれまで大事にしてきた信念だったり生き様を表現していると感じました。特に「時はリフレイン」「明日はカゲロウ」「小さな灯火」は私の大好きなところで一瞬一瞬の限りある時間を大事にして自分らしく生きていこうと強い想いが歌詞に込められています。
この時間だけは刻一刻と過ぎていく、カゲロウのように小さな命は一瞬で終わってしまうという表現は刹那であり一瞬一瞬を大事にしているその時間は依織さんにとっての信念そのもので、例えば歌を歌っている時間やファンの事を考え大事にしている時間そのものだと思いました。
少し話はそれますが以前、マシュマロの雑談配信で依織さんがこれまでカバーしてきた曲で一番好きな曲は何かと聞かれた時にLiSAさんの『Catch the Moment』が好きだと答えていました。
「この瞬間を掴め」と意味するこのタイトルのサビの歌詞はこう解釈できる。僕という命が誕生した瞬間から命の灯火を燃やしながらいつか終わりが来る時を刻一刻と歩んでいく。それはどんなに頑張って生きたとしても命は尽き、その間も世界は変わらず時を刻んでいく。そんな限りある時間の中で僕と「キミ」が過ごした時間はほんの一瞬しかないし、あとどれくらい「キミ」と笑い合えるだろうか。この「キミ」との大事な瞬間をどれだけ自分の手で掴むことが出来るだろうかと。
始まりがあれば終わりがある
限られた時間の中でその一瞬一瞬を大事にして生きていきたい
それが自分らしく生きることであり好きなことをして全力で楽しむこの瞬間を大切にしたい
そしてキミたちにそれを伝えたい
だからこの曲が好きである理由であり、そう考えているからこそ依織さんはいつも全力で楽しそうに笑いながら私たちに元気や幸せを届けられているのではないでしょうか。
だから私はこの一瞬一瞬を大切にしたい、依織さんと歌や配信を通して一緒に過ごせているこの日常を、この瞬間を大事に、悔いがないように全力で応援していきたいと思っています。話がそれてしまいましたが2サビを聴いたとき”松永依織”というアーティストが今まで生きてきた大事にしてきた信念そのものが最後の”トバせ信念”に大きく込められていると感じた瞬間でした。
9.【Solo(間奏)】ギターソロ
ここで最後の間奏が入りアグレッシブな速弾きのギターソロが始まります。エレキギターを高く構える依織さんはべテランのギタリストのような雰囲気さえ醸し出しています。メロディックでありながら華麗で疾走感あふれる速弾きフレーズの演奏でテンションは最高潮に達します。
10.【Bridge(Bメロ)】さぁみんなで歌いましょう
間奏が終わるとラスサビの前に1番と同じBメロのコードが続きます。ただ最後に「ルールはみんなで守ろう」の歌詞が追加されています。「右向け右向いて」の歌詞のところでは依織さんは配信でライブでこの歌を歌う時にペンライトを右に振ったり皆で歌って踊りたいと言っていましたね。そんな最高のライブが出来る日が来るのを期待したいです。
ほらまた右向け右向いて
「さぁみんなで歌いましょう」
それ何の意味があるの?
協調性磨くため?
「ルールはみんなで守ろう」
1番のBメロと同じ歌詞ではありますが、ここは1番の時とは全く違う感情を感じます。凄く明るく楽しそうに歌っている姿は依織さんが自分らしく楽しく生きていることを伝えたい共有したいというメッセージを込めていると思います。彼女の歌を聴いているファンの皆と全員で一緒に歌いたいから踊りたいから「キミたちも一緒に歌おうよ」と言っている気がします。MVでここの依織さんが屈託のない笑顔で楽しそうに笑っているシーンが本当に可愛くて観てるだけでこっちが幸せになるくらい大好きなシーンです。
11.【Chorus(ラスサビ】これが”松永依織”らしさ
は?
ここでラスサビに突入する前のここまで触れてこなかった「キレ気味なセリフ」の「は?」が登場します。幾度となく言われ続け私という個性から対立してきた「ルールはみんなで守ろう」その言葉が頭の中をよぎった瞬間、依織さんの中のトリガーを引いてしまったあれですね。
ここがトリガーポイントとなり心の中に閉まっていた感情を一気に爆発させ、ラスサビは1サビで歌った感情よりも全力でこれがまさにロックだ!といえるような感情で歌い上げます。その後の雑談配信で言っていましたが一発目の収録の時にガチすぎる「は?」が出てしまったみたいで、ヤンチャ時代の感情がもろに出てしまう面白エピソードを話してくれました。ガチすぎる「は?」を是非とも聴いてみたかった…(笑)ですがヤンチャ時代の経験がなければこれだけの歌を感情豊かに歌い上げることは出来なかったでしょうね。
ラスサビに突入した瞬間、頭の中にあった迷いや嫌なことも依織さんの歌声で全て消し飛びます。今この瞬間を全力で楽しんで生きている!これが”自分らしい松永依織だ!”という想いを全身で感じますね。そして最高にカッコいいです。ヤンチャ時代に自分全開で生きていたあの頃をおそらく想像しながら歌っているかと思います。今まで見たことがないくらいの楽しい表情で歌う姿にこちらのテンションは吹っ切れて最高にハッピーな気持ちになりますね。
そんなことより思うがままに
ハッピーな生き方して
曇天突き抜けて
高く羽ばたくのさ
ロマンはもうすぐそこに
勇気出して
声高らかに
笑えばいい
聞かせてよ僕に
君の歌で
キメろ人生
ラスサビということもありこのパートは転調しています。「そんなことより」の後に「思うがままに」と1フレーズコードを入れることでサビに入る前のインパクトを強調しているのと、依織さんが「がなり」を入れて歌っているため力強くてカッコよく聴こえます。
最後の歌詞はもうストレートなそのままな意味ですね。
そんな難しいこと考えずに正解か不正解か考えなくていいから君の思った通りに生きてみよう、君のその自分らしい人生を歩むことで君のための最高の人生を突き進んでほしいと最後の「聞かせてよ僕に」「君の歌で」「キメろ人生」に全ての想いを込めています。
ここで歌詞に「ロマン」が出てくることで「大衆性ロマン」というタイトルにはどういう意味があるのか謎が明かされますね。これもこの「大衆性ロマン」を聴いた人の感じた通りの意味だと思います。
12.【最後に】
この「大衆性ロマン」を聴きおわった後、私はこの”松永依織”というアーティストにこれまで感じたことのないエネルギーとポテンシャルを感じました。この3分24秒の楽曲に”松永依織”というアーティストの今までの半生や自分らしく生きてきた信念、これからも大事にしてほしい私たちへの想いというのが全て詰め込まれている気がして、今までの彼女の歌ってきた楽曲の中でも一番依織さんらしい楽曲だと感じましたね。
ルールに縛られず、自分らしく、君らしく、生きていこう
最初にこの曲をMV公開直後に聴いた時もこのnoteを書くのに何回も何回も聴き返した後も最初に感じた想いと変わることはありませんでした。自分らしい生き方の大切さ、自分らしく生きることが一番だとこの「大衆性ロマン」から気付かされ、確実に勇気をもらったのと背中を押してもらったことでこの楽曲に出会えたことに本当に感謝しています。
依織さん、制作陣のクリエイターの皆さま本当にありがとうございました。
最後になりますが、想いが伝わった瞬間っていうのがあったんじゃないかと思ってこの場で書き記したいと思います。この「大衆性ロマン」のMVが公開される数日前に私はこのようなツイートを依織さんに向けて届けました。
先日の晩酌配信でこの曲の話題が出たから今日はMVとライブ映像を観て楽しんでました✨
— こにゃっく🍸いおりす (@redeemoneself) August 1, 2021
依織さんはサンボマスターさんのように「情熱」や「愛」を歌に乗せて沢山の人に届けられるアーティストだと改めて感じましたね😊✨#松永依織
世界はそれを愛と呼ぶんだぜ - 松永依織 https://t.co/2mAKa1eA30
その数分後、依織さんは感極まった内容のツイートをされました。直接何も返信も貰った訳ではないですが小さな応援のひとつひとつの私の想いが伝わったんだなと思いました。私はサンボマスターさんのライブ映像を観て依織さんに重ね合わせ、依織さんならたくさんの人に「情熱」や「愛」を歌に乗せて届けられると、ライブのステージの上で観客を湧かせる依織さんの未来が想像出来たからです。今度はこの「大衆性ロマン」というロックな曲や他のオリ曲たちとともに。
拙い文章でしたがここまでご覧になられてありがとうございました。
松永依織さんの「大衆性ロマン」という曲は9月29日に発売される1stメジャーアルバム「RIOT OF EMOTIONS」に収録されています。このメジャーデビューという華々しい門出を祝うのにふさわしい楽曲ですので、私はこれからも依織さんを応援していきますし、少しでも依織さんの曲を聴いて興味を持った方がいましたら一緒に応援をして頂けたら幸いです。
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