現代短歌 《リボンに託す》
花柄スカートにレースのジレ自分の為にあなたの為に着る
「好きです」と言えたら終わるのだろうかそれともこれから始まるのか
期待する重ねたスカートひるがえし秘めた想いをリボンに託す
不健康なカッコ良さに憧れる君はとても誠実で真面目で
検索するロックスターの書いた歌詞意味を調べるなんて野暮だけど
君の絵をどんな時でも眺めてたこちらを見つめる黒猫の絵を
誰にも言ってないけどさ幼い頃は褒められるの苦手だった
恥ずかしさ溢れ出したら止まらない正気に戻っちゃいけない理由
わたしにはわたしを演じていなければいけない理由がちゃんとあるのです
嘘だから全部嘘だからほっといて傷つかずに済む魔法の言葉
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