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現代短歌 《白黒》

この想い言葉にしようと試みる何かが違うと破り捨てても


風船が膨らむように増えていく気持ちの処理に追いつかなくて


この花を育てた私は愚か者そのまま待つのか枯れてしまうまで


噂とか占いだとか信じない襲いかかる波虚しさの音


あてもなくふらふらと歩く道中であなたの背中に見えた優しさ


伝えれば白黒はっきりするのでしょうそれが怖くて日々やり過ごし


あなたには気付かぬふりを決め込んでそっぽ向いてる放っておいてと


知らんぷりしている私を見つけては優しく声をかけて去っていく


こんなにも想いが溢れ満ちている心の内を知らないのでしょう


あなたにも会えるのならばあの場所にまた行きたいと思う下心

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