現代短歌 《緑色の日々》
雨に濡れきらめく緑に奪われた心はいつしか晴れ渡る空
しゅるしゅるとそんなに急いでどこへ行く青い尻尾を目で追い逃げられ
赤に黒水玉模様の君は今どんな景色を見ているんだい
明るくも暗くもなるさこの場所は魔法がかかる妖精の庭
伝えたい口から出かける言葉さえ雲に隠れて今日も帰るの
行き先が霧に覆われ見えぬとも前に進めば分かる感触
夢を見るあなたとどこかフラフラと行くあても無く旅する夢を
サイダーが弾けた時がその合図行けよ進めよ少しの勇気で
口元が隠れていたって見えるのさ瞳に映る星のまたたき
雨雲よ来ないでおくれその日には着させておくれよ水色のワンピ
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?