現代短歌 《遠い遠い景色》
君の好きな曲を聴いて君のこと知りたくてでも距離縮まらない
音楽が遠い遠い景色ばかり映す戻れないこと分かってた
あなたの選ぶブルーと私の選ぶブルーはきっと違うのでしょう
このままが良いのでしょうか優しさと綺麗な思い出壊れることなく
近づけば壊れてしまう繊細な硝子でできた星の欠片よ
雨が降る心の中に降る雨が止むこともなく振られ続ける
笑わずに泣いたりもせず誤魔化さず言えるだろうか自分の気持ち
切ない気持ちは辛いから忘れてしまえばいいからと割り切れぬ弱さ
幸運のしるし君はまだ持っている?少しの期待胸に抱えて
見上げても雲ばかりの空隙間から漏れる眩い光の粒よ
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