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BON JOVI ベストアルバム収録曲投票考 “Slippery When Wet"(1986)

全233曲から投票する5曲を選ぶ苦行に臨んでいます(倍率46.6倍)。アルバム毎に候補曲を選出中


③“Slippery When Wet“(1986年)

今作もリリースされた1986年はまだレコード時代。全10曲をA面・B面に分けて聴き返しました。カッコ内は作曲者です

A面
1 Let It Rock (Jon Bon Jovi, Richie Sambora)
2 You Give Love A Bad Name (Jon Bon Jovi, Richie Sambora, Desmond Child)
3 Livin' On A Prayer (Jon Bon Jovi, Richie Sambora, Desmond Child)
4 Social Disease (Jon Bon Jovi, Richie Sambora)
5 Wanted Dead Or Alive (Jon Bon Jovi, Richie Sambora)

B面
1 Raise Your Hands (Jon Bon Jovi, Richie Sambora)
2 Without Love (Jon Bon Jovi, Richie Sambora, Desmond Child)
3 I'd Die for You (Jon Bon Jovi, Richie Sambora, Desmond Child)
4 Never Say Goodbye (Jon Bon Jovi, Richie Sambora)
5 Wild In The Streets (Jon Bon Jovi)

誰もが知ってる、誰もが聴いたことのある曲が入っている代表作。初めて本格的に外部ソングライターを参加させたアルバムでもあります。

外部ソングライターとして参加したのはデズモンド・チャイルド。KISSのポール・スタンレーから紹介されたというデズモンドが参加し、このアルバムからBON JOVI楽曲作りの柱のひとつとなる、ジョン・ボン・ジョヴィ、リッチー・サンボラ、デズモンド・チャイルドのチームが完成します。ちなみにBON JOVIはデビュー年の1984年にKISSのヨーロッパツアーに同行、オープニングアクトを務めていました。

ジョン、リッチー、デズモンドのチームを認識したうえでもう一度アルバム収録曲のクレジットを見てください。そう、この3人しかクレジットされていないんです。

ジョン・ボン・ジョヴィ 1曲(前作3曲)
ジョン、リッチー・サンボラ 5曲(前作3曲)
ジョン、リッチー、デズモンド・チャイルド 4曲

デズモンドが参加した曲だけでなく、前作に比べてジョンとリッチーで作った曲の完成度が格段にアップしたことがアルバムの大ヒットへつながったことがわかります。デズモンドに学んだ部分も多いのかもしれませんね。

ここからファン投票楽曲の候補出しを行なっていきます(収録順にリストアップしています)。

You Give Love A Bad Name (Jon Bon Jovi, Richie Sambora, Desmond Child)
Livin' On A Prayer (Jon Bon Jovi, Richie Sambora, Desmond Child)
デズモンドが過去に作った曲を元にしたYou Give Love A Bad Name、アメリカに住む人は誰でも知っているのではないか?と思うほどの知名度を誇るだけでなく、日本でも盆踊りになるまで浸透したLivin' On A Prayer。この2曲は外せません。

Wanted Dead Or Alive (Jon Bon Jovi, Richie Sambora)
もともとアルバムタイトルになる予定だった曲。カウボーイ色をはじめて出し、自作やジョンのアルバム"Blaze Of Glory"へ繋がっていきます。

Raise Your Hands (Jon Bon Jovi, Richie Sambora)
B面の冒頭を飾り、ライブの1曲目にも合う曲だと思いますが、ライブの1曲目どころかライブでは演奏されない時期も長かった曲。ライブでジョンと一緒に両手を掲げたいです。

Without Love (Jon Bon Jovi, Richie Sambora, Desmond Child)
ジョンとリッチーのエッセンスにデズモンドのキャッチーさを振りかけたようなバラード曲。80年代後半のハードロックバラードのお手本のような曲。

I'd Die for You (Jon Bon Jovi, Richie Sambora, Desmond Child)
スタジオ版も佳曲ですが、1996年のツアーで披露されたアコースティックバージョンが秀逸。テンポをスローにしたことで、メロディーのよさが際立つアレンジでした。横浜スタジアムで聴いた時の衝撃は忘れません。

Never Say Goodbye (Jon Bon Jovi, Richie Sambora)
次作収録のI'll Be There For Youと並ぶジョン、リッチーによる80年代名バラード。知名度の割にライブで披露される回数が少なくなっていきました。

Wild In The Streets (Jon Bon Jovi)
ライブでのバンドフォーメーションが印象的な曲。80年代の勢いにまかせた演奏から、サビの"ワーー、ワイルド・イン・ザ・ストリーツ!"でジョンが"ワー、ー、ー"と音程を変えて歌うようになった頃から急に円熟味を感じるようになりました。貫禄と言い換えてもいいのかもしれません。

“Slippery When Wet“からは以上8曲をファン投票候補とします
(10曲中8曲を選出、ほぼすべてですね)

選外
Let It Rock
(Jon Bon Jovi, Richie Sambora)
Social Disease (Jon Bon Jovi, Richie Sambora)

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