BON JOVI ベストアルバム収録曲投票考 “This House Is Not for Sale"（2016）

全221曲から投票する5曲を選ぶ苦行に臨んでいます（倍率44.2倍）。アルバム毎に候補曲を選出中

17 “This House Is Not for Sale"（2016年）

2013年のツアー離脱、2014年のインタビューでのジョン・ボン・ジョヴィの発言、2015年の"Burning Brigdes"を経てもリッチー・サンボラの脱退を告げる正式なリリースはなし（この間のジョンの苦悩は2024年になってドキュメンタリー"Thank You, Goodnight"や配信プロモーション時のインタビューで知ることになります）。
そして2016年に今作“This House Is Not for Sale"がリリースされます。11月のアルバムに先駆けてファーストシングル“This House Is Not for Sale"を8月にリリース。そのMVでジョン、デヴィッド・ブライアン、ティコ・トーレスに加えて、ヒュー・マクドナルドとフィルXが正式メンバーになったことが公表されました（そのMV、ジョン以外のメンバーはなかなか登場しない演出になっていましたね）。

今作は一聴するとハードロックアルバムに仕上がっていますが、後述するカントリー界のソングライターも多く参加し、よく聴くとカントリーのエッセンスが散りばめられています。

アルバム収録曲は以下の通り。日本盤を含むインターナショナル盤5曲追加収録。2018年には冒頭に2曲追加され再発されました。カッコ内は作曲者です。

1 This House Is Not For Sale （Jon Bon Jovi, John Shanks, Billy Falcon）
2 Living With The Ghost （Jon Bon Jovi）
3 Knockout （Jon Bon Jovi, John Shanks）
4 Labor Of Love （Jon Bon Jovi, John Shanks, Billy Falcon）
5 Born Again Tomorrow （Jon Bon Jovi, John Shanks, Billy Falcon）
6 Roller Coaster （Jon Bon Jovi, Chris DeStefano, Ashley Gorley）
7 New Year's Day （Jon Bon Jovi, Billy Falcon）
8 The Devil's In The Temple （Jon Bon Jovi, Billy Falcon）
9 Scars On This Guitar （Jon Bon Jovi, Brett James, Billy Falcon）
10 God Bless This Mess （Jon Bon Jovi）
11 Reunion （Jon Bon Jovi）
12 Come On Up To Our House （Jon Bon Jovi, John Shanks）
Bonus Tracks
13 Real Love （Jon Bon Jovi, Billy Falcon）
14 All Hail The King （Jon Bon Jovi, Chris DeStefano, Ashley Gorley）
15 We Don't Run （Jon Bon Jovi, John Shanks）※"Burning Bridges"収録曲のため対象外
16 I Will Drive You Home （Jon Bon Jovi, Billy Falcon, Luke Laird）
17 Goodnight New York （Jon Bon Jovi, John Shanks, Billy Falcon）
2018 reissue additional tracks
1 When We Were Us （Jon Bon Jovi, John Shanks）
2 Walls （Jon Bon Jovi, John Shanks）

アルバム"This House Is Not for Sale"の作曲者一覧は次の通り。

ジョン・ボン・ジョヴィ　3曲（前作2曲）
ジョン、ビリー・ファルコン　2曲＋ボーナストラック1曲（前作3曲）
ジョン、ジョン・シャンクス　4曲（3曲＋ボーナストラック1曲）
ジョン、ファルコン、シャンクス　3曲＋ボーナストラック1曲
ジョン、ファルコン、ブレット・ジェームス　1曲
ジョン、ファルコン、ルーク・レアード　ボーナストラック1曲
ジョン、クリス・デステファーノ、アシュリー・ゴーリー　1曲＋ボーナストラック1曲

初参加はアシュリー・ゴーリー。ブラッド・ペイズリー、キャリー・アンダーウッド、ジョージ・ストレイト、グレッチェン・ウィルソンなどに曲を提供し70曲以上のナンバー1ヒットをもつソングライターです。

ルーク・レアードも初参加。キャリー・アンダーウッド、ロドニー・アトキンス、サラ・エヴァンス、ルーク・ブライアン、レディ・アンテベラムなどに曲を提供、プロデューサーとしても活躍しています。

ブレット・ジェームスは"Lost Highway" "Greatest Hits"に続く参加。クリス・デステファーノは前作"Burning Bridges"に続いての参加。

上記4人はカントリー界のソングライター達ですね。

前作に続いてデズモンド・チャイルドは不参加。ジョン、ビリー・ファルコン、ジョン・シャンクスが中心となって曲作りが進められました。

ここからファン投票楽曲の候補出しを行なっていきます（収録順にリストアップしています）。

This House Is Not For Sale （Jon Bon Jovi, John Shanks, Billy Falcon）
BON JOVIの存続を高らかに宣言したファーストシングル

Roller Coaster （Jon Bon Jovi, Chris DeStefano, Ashley Gorley）
2人の人生はメリーゴーランドではなくローラーコースター。その通りですよね

Scars On This Guitar （Jon Bon Jovi, Brett James, Billy Falcon）
30年後の"Living In Sin"のような"Lavor Of Love"もいいですが、秋の夜長に聴きたくなるこの曲を選出。クレジットを見ると、この3人らしい曲だと感じます

When We Were Us （Jon Bon Jovi, John Shanks） 2018 reissue additional tracks
ロックの殿堂入り式典でも演奏された曲。自分たちが自分たちだったころ、ジョンはどの時代を思い描きながらこの曲を作ったんですかね

“This House Is Not for Sale“からは以上4曲をファン投票候補とします

選外
Living With The Ghost （Jon Bon Jovi）
Knockout （Jon Bon Jovi, John Shanks）
Labor Of Love （Jon Bon Jovi, John Shanks, Billy Falcon）
Born Again Tomorrow （Jon Bon Jovi, John Shanks, Billy Falcon）
New Year's Day （Jon Bon Jovi, Billy Falcon）
The Devil's In The Temple （Jon Bon Jovi, Billy Falcon）
God Bless This Mess （Jon Bon Jovi）
Reunion （Jon Bon Jovi）
Come On Up To Our House （Jon Bon Jovi, John Shanks）
Real Love （Jon Bon Jovi, Billy Falcon） Bonus Track
All Hail The King （Jon Bon Jovi, Chris DeStefano, Ashley Gorley） Bonus Track
I Will Drive You Home （Jon Bon Jovi, Billy Falcon, Luke Laird） Bonus Track
Goodnight New York （Jon Bon Jovi, John Shanks, Billy Falcon） Bonus Track
Walls （Jon Bon Jovi, John Shanks） 2018 reissue additional tracks

"Knockout" "Born Again Tomorrow" "New Year's Day" "Come On Up To Our House" "Goodnight New York" は"Forever"の音作りで収録されていたら選出していた気がします。