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それでも花々は輝きを増す

神奈川県の不動尻は、見頃を迎えたミツマタの花が辺り一帯を埋めつくしていた。まん丸くて何とも可愛らしい姿だ。宝石を散りばめたような美しさにすっかりと僕は心を奪われた。

連日ウクライナ関連の痛ましい映像がニュースで流れてくる一方で、こんなにも美しい花がひっそりと森の奥で咲いている。この両極端の世界は何なんだろうと思わずにはいられない。破壊は身近にあり、争いと争いの間に今があって、いつこの平穏が壊されてもおかしくはない状況なのだ。

今、一生懸命その生命を全うしようと可憐に咲くミツマタたち。目の前に広がる生命の神秘がより一層際立ち、光輝いていた。

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