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【登山】標高差の大きい日帰りトレッキング5選とその思い出

やまにちは。赤い女ライダーまっつん(@red_mattsun)です。

動画で話してみようと思ったのですが、あまり面白く話せそうになかったのでこちらに投下します。

日帰りでボリュームのあった登山の思い出を振り返ってみたので記録してみます。他にも歩いたルートはありますが思い出に残っている5つ(累計標高差の小さい順に記載)を選んでみました。自分用のメモでもあります。

ルートは大体車で行っているのでピストン・周回です。標高差と歩行距離と大体の行動時間(記憶にある場合)を書いています。

最初に断っておくと、登山でたくさん歩けることは普通のことであり、私自身、人より体力があるわけでもなく、無理に歩いているわけでもありません(多少のしんどさは好きですが)。

誰かと比較したり、コースタイムと競ったりという意味のない意図は全くないので、ご理解ください。また、参考にされる場合は個人に合わせた計画にしていただくようお願いいたします。


1、三股~常念岳~蝶ヶ岳(周回)

累計標高差 2071m/2061m (登り/下り) 15km
(8時間半程の行動時間)

松本周辺に住んでいる自分にとっては家から一番アクセスが良く、ちょうどいいボリュームで歩きを楽しめるルートです。駐車場はよく整備されており、周回するのに都合が良いです。ホームマウンテンと言っても良いかもしれません。

常念側から上がると一気に標高を上げて、稜線まで突き上げます。その後は右手に槍を含む北ア南部の稜線を眺めながら気持ちの良い縦走路を歩いて蝶ヶ岳まで。ちょっとした登り返しがあります。この縦走路では一度樹林帯に入りますが、この森は時期によってはブヨが多発します(私はブヨアレルギーがあるのでブヨが苦手です)。

蝶ヶ岳からの下山道はよく整備されていて歩きやすいです。
日帰りで来る人は意外と少ないので、日帰りすると混雑から逃れて楽しく歩くことができます。


2、空木岳ピストン 

累計標高差 2264m (登り/下り) 20km

スキー場に車を止めて登りました。
池山山荘までは林道歩きのような感じで、正直スキー場からこの間は全然楽しくありません。その後はちょっとした鎖場などがあり、徐々に登山らしくなりますが、特に危険個所もなく歩きやすいです。

空木岳は中央アルプスの中心部だけあって、眺望は素晴らしいものがあります。他の山よりも人気が無いのか何度か行きましたが、空いていることが多く、日帰りにちょっと思い立って行くのにお気に入りです。
初冬などは沢が凍ってキラキラ光っていてとても美しく印象に残っています。

3、剱岳 早月尾根ピストン

累計標高差 2293m (登り/下り) 15km
(12時間程の行動時間。積雪期で時間がかかりました)

馬場島からのピストンです。
早月尾根は距離当たりの標高差が大きく、途中で平坦が出てくることもほとんどなく、コンスタントに標高を上げていけます。登りは徐々に大きくなってくる剱岳を見ながら、歩きごたえのある尾根を歩け、下山では富山湾を眺めながら下降できる気持ちのいい尾根です。岩場などもあって変化にとんだ楽しい尾根です。
日帰りのハードルはやや高めに思えるかもしれませんが、荷物を軽くしていれば意外と問題なくこなせます。長野県在住の身としては登山口である馬場島までのアクセスが悪いのでなかなか行けません。

山行の動画をYoutubeに投稿してあるので、よければチェックしてみてください。

4、柏原新道~鹿島槍ヶ岳ピストン

累計標高差 2415m (登り/下り) 21km(8時間半程の行動時間)

扇沢駅の少し手前にある柏原新道から登ります。この柏原新道という登山道は非常によく整備されておりとても歩きやすいです。
そのため、とても快適に稜線まで標高を上げられ、特にしんどさは感じません。稜線まで上がってしまえばあとは気持ちの良い歩きをしながら爺ヶ岳を横目に鹿島槍ヶ岳まで進みます。

標高差と距離だけ見るとなかなかボリューミーに思えるかもしれませんが、登山道の歩きやすさが素晴らしいので思ったより楽です。鹿島槍の南峰~北峰の間だけが少し悪いので注意します。
私は1時間くらい山頂で昼寝しましたが全体で8時間程度の行動時間でした(特に急いだりしていません)。

柏原新道はとても歩きやすいので、個人的には初めて登山をする人にもお勧めできる道だと思います。種池山荘や冷池山荘で宿泊して、鹿島槍まで縦走すればとても充実した登山になることでしょう。


5、富士山 馬返し~富士吉田~山頂(おはち巡り) ピストン

累計標高差 2630m (登り/下り) 20km
(10時間強の行動時間)

0合目~1合目の間にある、馬返し登山口から山頂を目指すルートです。
日帰りで一日の標高差を大きくしようとすると遠くまで距離を繋げて縦走するか(六甲縦走のように)、単体で標高の高い山に登るかの二択になるかと思いますが、こちらは後者にあたります。

0合目の馬返しは未舗装路を進んでいった先にある登山口で、駐車可能です。
馬返しから5合目までは里山のハイキングと同じような感じの山歩きなので、正直別に歩かなくても良いかなとも思います。

5合目で登山者と合流したときに声をかけられて「下から歩いてきたの!?俺らここから登り始めるのに!」みたいに言われたときはちょっと面白かったです。自分も別に下から歩きたいわけじゃ無くて、「5合目までの有料道路代が勿体ないし下から歩いとくか」と言う程度のノリです。

天気のいい富士山は本当に素晴らしく気持ちが良いです。ロング目のコースを焦らずゆったり歩き、山頂で昼寝をしたり、のんびりお鉢を回るのが好きです。

初めて富士山に登る人なんかは、下から歩いて、5合目の宿で一泊していけば高山病などにもなりにくく快適になると思いますし、下から登ると一層感動もあるのではないでしょうか。

登山をやる人の中には富士山は面白くないと嫌う人も多いですが、私は結構好きでたまに行きます。


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