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Pythonを爆速で習得するには

リソースの割き方を考える

Pythonにおいて基本事項(ライブラリの知識を除く)をインプットするのに特に時間はかかりません。「基本の文法、データ構造、関数・クラス」この程度をインプットするのであれば、1週間もかからないはずです。ここで言うインプットというのは流し読みみたいな感じをイメージしてください。インプットというと「覚える」という事が紐付けされがちですが、昨今のインターネット社会、ましてやコンピュータを利用するプログラミング言語において「覚える」という事の重要性は低いと思われます。それらにリソースを割くよりも「検索能力(エラーや不明な点をググって解決する能力)」、「問題解決力(経験則に基づくエラーやトラブル対処)」や「実践力(実際に動くコードを書く能力)」を身に付けることに力を入れた方が、より効率的な学習ができ、さらに長期的なメリットも出てきます。

アウトプット、アウトプット、アウトプット

前の章の3つのような能力を身に付けるにはどうすれば良いかというと、実際にコードを書いてエラーやトラブルと戦うしか方法はありません。別に基本文法をまとめたようなサイトを見ながらでもいい、とにかくGUIアプリケーションやゲーム、BOTなど何か実際に動くものを作って、知識をアウトプットすることが重要です。プログラミング言語においては前の章でも語ったとおり、文法などの書き方を「覚える」ことは本質ではありません。どれだけ稚拙なコードでも、動くものを作った人が絶対的な勝者であり、動くものを作れない人は、どれだけ知識があったとしても敗者となるわけです。「覚える」というのは沢山のコードを書いていくうちに、自然と身につくものだという認識が大切です。

「どれくらいやれば習得出来ますか?」とか言うな

プログラミング言語全般において、どれくらいやれば習得などという到達ラインはありません。それは、我々が利用している日常言語(日本語や英語)などよりも用途が多岐にわたり、それぞれの分野においてTOEICのようなある意味で明確な到達ラインを定義(by definition おじさん)できないからです。また、プログラミング言語は広く浅い知識が必要であり、流行りものでもあるので、取り込むべき知識というのはほぼ際限がないものになります。なので、ある程度コードが書けるようになったとしても「ここで学習は一段落」という場面にはあまり遭遇しません。「どれくらいやれば習得できるか?」を明確に定義出来ない以上、どのくらいでもやるしか道はありません。つまり、「目安として1日何時間くらいコードに触れればいいですか?」とか言ってるうちは無理です。上記のプログラミング言語の性質上、自分の時間を犠牲に(義務感でやっているうちは難しい)できないのなら、そもそも習得することすら難しいでしょう。

それでは良いコーディングライフを。


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