31 ミラーリング
◆ 31 ミラーリング
ミラーリングとは、相手の仕草をさりげなく真似ることで相手とリレーションをつくっていくスキルです。
素敵な所作のスタッフがいる店を探して、リサーチを重ねます。そして、そのスタッフの動きを観察します。できるだけ、細かく!アイコンタクトの目の使い方、手の指先、首と顔の角度など。「雰囲気」は細やかな動きから生まれています。
イメージしながら、そのスタッフの接客を受けてみます。積極的にミラーリングにチャレンジします。「感じのよいお客様だな」とスタッフが思えば、かならず最高の接客モードで対応してくれます。会話の間合い、言葉など接客を受けて初めてわかる情報を吸収できます。
この体験の積み重ねで、見違えるほど所作が変わります。
売場では、自分の所作に気遣いながら、お客様の仕草をさりげなく感じ取り、真似てみます。ちいさな仕草に気付いて、真似る方が効果的です。そして、お客様が笑ったら、こちらも笑う。迷っているときは、一緒に迷う表情をしてみるのも大切!
ちいさな仕草というのは、お客様自身も自分で気が付いていない場合が多いのです。それでも、真似られると、「なんだか、感じがいい」という印象を持ってくれます。自分では意識をしていなくても、脳のなかには情報があり、「鏡に映った動き」として判断するからです。
ミラーリングが上手になると、自然にオープンな雰囲気が備わってきます。お客様に対して、心を開いた状態で向き合えるようになります。
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