2 すぐに答えを出さない

◆ 2 すぐに答えを出さない
スタッフの言うことに対して、すぐに答えを出さないほうがいいと思います。
なんでも店長が答えを出してしまうと、スタッフは、すぎに店長に聞けばいいと学習してしまいます。
「あなたは、この状況に対して問題を感じているのですね。どのような影響がチームに生じていると感じていますか?」
「では、その状況に対して、なにか行動を起こすことはできそうですか?」
「その行動を起こすときに、弊害になりそうなこと、不安なことはありますか?」
「私が、サポートした方が良いことは、何かありますか?」
恥を忍んで、正直に書きます。実は、答えをださないという対応は、私自身も、いつもむずかしいと感じていることのひとつです。仕事柄、研修などに参加したスタッフから、たくさんの質問、相談を受けます。「答えを急いじゃ、ダメ!」と思いながらも、ついつい、アドバイスを投げかけてしまいます。
「これが、ベストの答えじゃないと思います。ひとつの考え方だと思ってください。答えは、あなた自身が導くものです」と、付け加えるようにしています。
「分かったつもりになって聞いてしまう」ことを警戒するようにしています。必ず、「あなたの言いたいことは、こういうことですか?」と確認をします。
言葉の向こうにある、スタッフの気持ちに手を差し伸べる聴き方ができれば、一番いいと思います。

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