5 「気にするな」と言わない

◆ 5 「気にするな」と言わない
「だれでも、ミスはある。気にするな」「くよくよしても始まらない」
現場でよく耳にするフレーズです。
ミス(失敗)をしたスタッフに注意をする、場合によっては叱責をしなければならないケーズもあります。
最後に、慰めるように、このフレーズを使いますが、あまりお勧めできません。
店長の話をきちんと聞き、心から反省をしているならば、やはり、気持ちは落ち込むのが当然です。落ち込む話をしておいて、「気にするな」もどうなのかなと思います。
「ミスしてしまったことは、しかたがない。次から気をつければいい」・・・これも、ありふれています。
「きちんと受け止めてくれて、ありがとう」と素直に感謝しましょう。この言葉には、つぎからは気をつけてくれると信頼しているというメッセージが込められます。
そして、注意され、叱責されて落ち込んだ気分をかえるきっかけをつくってあげるのが、気遣いのできる店長です。
「今日は、きれいな青空だなあ」のように、絵やイメージを思い浮かべるフレーズを投げかけます。自然に、スタッフの目線が上を向きます。目が上を向けば、気分があがります。それを確認したら、背中をポンと一押しして売場に戻して上げましょう。

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