4 「なぜ、できないの?」と言わない

◆ 4 「なぜ、できないの?」と言わない
「なぜ、できないの?」「どうしてわからないの?」
現場でよく耳にするフレーズです。
このフレーズにも、スタッフのモチベーションを下げる落とし穴があります。
「なぜ、できないの?」という言葉は、「できない」事実をスタッフの能力の限界であるかのように、認めてしまっています。「できないスタッフ」に対して、店長が上から目線でものを言っています。
「どうしてわからないの?」も、同様です。「わかっていない」というある事象の事実をスタッフの能力であるかのように、認めてしまっています。
「なにが、邪魔をしていると考えられる?」「なにが、弊害になっている?」「なにが、不安の理由になっている?」
一見、同じように聞こえますが、これらのフレーズの場合、「やろうとしている」スタッフのスタンスを認めています。受入れています。
「やろうとしているよね、でも、なにかが邪魔をしている。よかったら、一緒にそれを取りのぞこうよ」という働きかけです。
スタッフから見れば、前者の場合は、店長が向こう岸にいます。後者の例では、同じ岸辺に立っているように感じます。
勇気、やる気につながるのは、もちろん後者の場合です!

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