40 ハンガーの処理
◆ 40 ハンガーの処理
【ファッション】
スタッフが無意識・無造作に扱っているハンガーですが、お客様は意外にその取り扱い方を見ています。売場のなかで、比較的腕を大きく使う動きなので、目線がいくようです。
もっとも頻繁に見られるのが、ハンガーラックから、商品を取る場面です。
ラックの商品をご覧になっているお客様がいらしたら、「失礼します」と声をかけて、会釈を忘れずに!そして、商品をとったら、小さく、「ありがとうございます」。
ラックから商品をハンガー商品を取るときは、ハンガーの中央・金具の部分を持ち、5センチほど真上に持ちあげます。このときに、指先がきれいに見えているか、どうかをチェックします。そして、手元に引き寄せます。
商品を外すときは、必ず、商品の裾から手をいれて、内側からハンガーをもって引き抜きます。
首からハンガーを抜いているのを見かけますが、商品が痛みます。ハンガーを上に向けて抜くと、お客様に当たる危険もあります。かならず、裾からです。
商品から抜いたハンガーは、ラックの端の方に、静かに戻します。このときに、空ハンガーの隣の商品のかかっているハンガー数本の向き、間隔を整える動きをプラスすると、感じのよい間が生まれます。
お客様をそのまま鏡前に案内した場合など、抜いたハンガーを左の小脇に挟むように持ってもよいと思います。
試着などが終わった商品をハンガーにかけるときも、ハンガーは必ず裾から入れます。
そして、これが肝心!どんなときでも、ハンガーの取り扱いでは、音をたてないようにすること。手を離さずに、「置く」イメージを大切にします。
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