11 コンディション対応

◆ 11 コンディション対応
相手とリレーションをつくるとき、相手が見せる「目の動き」を活かします。とくに、目線が、上を向いているときがチャンス!相手は、きっと何かをイメージしたり、想い描いています。そこに、働きかけます。

STEP1 目が上を向いている
目が上を向いているとき、人は、イメージ・絵・形・色など、目に見えるものを想い描いることが多いといわれています。相手と同じように、軽く目を上に動かし、同じものを見る気持ちになって、話かけます。目が上を向くと、気分も上がります。リレーションの達人は、相手の目が上を向くように会話を展開します。「今日は、青い空が広がっていますね」というように、イメージを浮かべながら!

STEP2 目が下を向いている
目が下を向いているとき、人は、感触を確かめていることが多いようです。たとえば、手触り、暖かさ・冷たさなどです。また、心の中のもう一人の自分と対話をしている場合もあります。相手の気持ちは内側に向いています。すこし間合いをとって、相手の次の反応を待ちましょう。ただし、アイコンタクトは保ちながら。母親にしかられた子供がうなだれているのは「お母さんに嫌われていないかな?」と自分に問いかけているからです。

STEP3 目が横を向く
目が横に動く時は、音に反応した時です。もし、あなたから目をそらすように横に動いたら、あなたの話、言葉に関心はないというサインです。無理に畳みかけずに、話題を変えるなど仕切り直します。反対に、あなたの方を向いたときは、関心を惹かれたときです。相手はあなたの話、言葉を聴こうとしています。伝えるチャンスです。でも、伝える情報量が多すぎると、嫌われます。話し過ぎに注意!あなたの近くで大きな音がしたら、びっくりして顔を向けますね、真横に!音に反応したからです。
このように目の位置をみて、相手の状態を知り、かける言葉を選んでいきます。これがコンディション対応というスキルです。

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