We did it！NBA 2023−24champion Boston Celtics 🏆

『We did it！』

テイタムが叫んだ『We did it！』
ついに、ついにこの時が来た！
2年前GSWに負けた時の傷が癒えた瞬間だった。
敗戦での心の傷は勝ってしか克服できないのだ。
華がないだの控えが弱いだのjays解体しないと無理だのあらゆる批判を跳ね除けてついに CHAMPIONに輝いた。
18個目のバナーを掲げる時がついに来たよ。
昨年カンファレンスファイナルで左手のハンドリングミスでターンオーバーを乱発し批判の的となり戦犯扱いされたJB。、オフシーズンビニ手をしてハンドリング改善したとか。
テイタムは2022GSWとのファイナルではターンオーバー連発、シュートも入らないおまけにガス欠で不甲斐ない終わり方でしばらく立ち直れなかったといっていた。
一緒にプレーすることはできない、勝てない、JBはトレードの噂が何度も持ち上がり、今回のファイナルでもどちらがエースなのか論争が起きる。
試合後お互いが同じようなことをインタビューで答えていた。
『私たちはそんな声を無視し、ただ進み続けた、私は彼を信頼し、彼も私を信頼していた。そして私たちは一緒にやり遂げた』

そして「まだ疑っているやつはいるか？」
「文句があるやつはいないよな？」
「いるわけないよな！」と大声で叫びシャンパンファイトする2人。

お互いを讃え合い、チームプレーに徹し念願の優勝を掴んだ。
ここに辿り着くまでに、ファンには想像もできないような苦しい日々、多くの犠牲を払いったに違いない。
本当におめでとう。

◾️NBAとの出会い

これは息子が中学でバスケ部に入ったこと。
息子が見ていたNBAの映像を何気に見たのがきっかけだった。
ジェイソンテイタムがドラフトで入った2017年。
迫力満点のダンク、華麗なハンドリング、相手を欺くノールックパス
綺麗な放物線を描いて入るスリーポイントシュート。
人間離れしたパワーや目を見張る技の数々にNBAの虜になった。

◾️ボストンセルティックスとの出会い

2018年プレイオフで怪我で離脱したゴードンヘイワードやカイリーアービング不在の中、
負けはしたもののルーキーのテイタムやブラウンが荒削りな面も多々ありながらレブロン率いるキャバリアーズに奮闘。
レブロンにダンクをぶちかませ、キングレブロンに体を押し当て煽っているルーキーにこの子ったらまあ（親目線笑）と思ったものだ。
これからのボストンの中心になって行くであろうこの限りないポテンシャルを秘めたジェイレンブラウンとジェイソンテイタム２jays、あと忘れてはいけないボストンのHeart&Soulマーカススマート。
あと現GM、当時監督だったブラッドスティーブンスの聡明さにも惹かれボストンファンになる。
彼らはこの歴史あるチームに18個目のバナーを掲げる事ができるのか？
それまで見届けるぞ！

◾️勝てそうで勝てない

以下、私がボストンを応援し始めてからの戦績

2017−18 カンファレンス決勝敗退  
2018-19 カンファレンス準決勝敗退
2019-20 カンファレンス決勝敗退
2020-21 1回戦敗退
2021-22 NBAファイナル敗退
2022-23 カンファレンス決勝敗退

2020-21 1回戦敗退こそ１回戦敗退したものの
毎年プレオオフ進出を果たし、そこそこ強い。
でも優勝までは届かない。
直近2年はというと、
2021-22のGSWとのファイナル、この時のGSWはケビンデュラントが去り、
王朝時代から戦力は落ちたものの、ステフ、クレイ、ドレイモンドの主力選手はまだまだ力があり、加えてウィギンスの活躍などもあり2-4で涙を呑んだ。
カンファレンスファイナルに行くまでに１回戦のブルックリン戦こそ4−０で勝ったものの（内容は全て大接戦）
２回戦のバックス戦、カンファレンスファイナルのマイアミ戦、
どちらもGAME7まで決着がつかない大接戦で体力も限界超え、２jays初のファイナルは苦い思い出となる。
いやぁ、この時はマジで落ち込んだなぁ。
翌シーズンが始まる10月まで心の痛みが消えなかった。
ファンでさえこんな気持ちだったんだから選手の気持ちは計り知れない。

昨年はカンファレンスファイナルで敗退だったが、
0-3から3−３のタイに持ち込み、NBA史上初の0-3から逆転しての勝ち上がりか！と大いに期待したが、7戦目でテイタムが負傷してしまい（悔やまれる）歴史を変えることはできなかった。
まあ、万が一ファイナルまで進んでいたとしても、優勝したデンバー相手に勝てたかと言われたら難しい。

NBAは優勝したら選手に優勝リング（指輪）が贈られるので、リングを持っているかいないかで評価されることも多々ある。
やはりチームスポーツ、個人の賞よりチームの勝利が最優先でこの”リング”を目指して死に物狂いで頂点を目指すのだがここに辿り着くまでの激しさたるや。
勝利目前に怪我などのアクシデントで敗戦というのを何度も見てきて、何が起こるかわからないNBA。スーパースターと呼ばれる選手もリングを持たない選手が何人もいる。いくら実力があっても試合に出なければ意味がない。
頂点に立つというのはどの世界も簡単にはいかないものだ。

◾️トレードで魂を失うがチーム完成か?!

携帯の通知を見て愕然として暫く声が出なかった。
マーカススマート放出。
は？デマだろ？
しかし確かな情報筋からのもの。
これは何かの間違いなはず、と願うが夢ではなく正式な発表が出る。
血も涙もないとはこの事だ。
セルティックスの魂で最古参であるスマートがいないなんて考えられない。
クリスタプスポルジンギスは素晴らしい補強ではあるが魂を失い心は晴れない。
そんな中ビッグニュース！
セルツ以外では1番好きな選手、ドリューホリデーの加入。
これには大歓喜。　魂を失った悲しみは...
チームのフィットやケミストリーは実際やってみないと分からない所はあるが、完全体セルティックスの誕生か？
今年は優勝以外は失敗と言われても仕方ないほど全振りしてきた。
スマートのトレードはファンにとっては辛いものだったが、優勝の確率はかなり高くなった事は間違いない。KPの怪我さえなければだけど。。。

◾️今シーズン優勝までの道のり

64勝18敗、東2位のNYKとは14ゲーム差というぶっちぎりでレギュラーシーズンを終え、プレイオフ1,2回線とも4-1、東決勝は苦戦しながらも4-0スイープでファイナルまで勝ち進み、相手は昨年王者のデンバーを下し勢いのあるミネソタを破って勝ち上がってきた絶好調のダラス。
ルカマジックと称される圧倒的エースのルカドンチッチ、
芸術的なハンドリンやフニッシュ力、錚々たるNBAの中でも魅せるプレーをさせたらこの人に敵う人はいないのではないかと思わせるくらいの技術を持ったカイリーアービング。
ボストンとの因縁があり、コート外でも何かとお騒がせではあるものの、
圧倒的なスーパースターデュオ、ルカイリーのクラッチに放たれるシュートは正直落ちることを祈るしかないレベル。
加えて絶賛急成長ルーキーのライブリーに補強組や控え組の活躍。
最初は優勝予想はボストンが圧倒的だったのにファイナル始まる前には
ボストン＜ダラスの優勝予想が多くなる。

我がセルツはファイナルで待望の復活を果たしたKP。
しばらく試合から離れていたから本調子ではないのでは？とういう予想を覆しGAME1では攻守にわたり圧倒的な支配力。
これぞ完全体ボストンセルティックス！
心拍数が上がり久々に震えた。
しかし、GAME2で恐れていたことが起こってしまった…。KPの怪我だ。
しかもこの怪我、負傷していたところとは別のかなり珍しい怪我で過去にもほぼ症例がなく今後プレイできるのかどうかも分からない。
GAME3はテイルマンが踏ん張りどうにか勝てたものの続くGAME4ではまさかの大敗。ダラス本来の良いところが全部詰まったといっても良い試合内容だった。
そして運命のGAME5。ボストンのホームに戻る。
最初からテイタムの集中力が違った。アシストが冴え渡りドライブしてのタフなフニッシュも強い、これぞエースの活躍。
GAME4ではらしくないプレーをしていたホリデーも復調し、攻守で活躍。
ホワイトもスティールに３ポイント、ライブリーのブロック、ルーズボールに飛び込み歯を折るハプニングもありながら奮闘。
2jaysが中心とは言え、このホワイト&ホリデーのバックコートコンビは最強なのだ。
38歳のアルも30分越えの出場時間。
102-78 残り4分39秒。　24点差あって気が緩んでしましいそうな時間、タイムアウトでアルが気を緩めるなと鼓舞する姿は痺れた。
KPも怪我を抱えながら16分間出場。本来なら手術をしないといけない体での出場はこの試合に賭ける気持ちをひしひしと感じた。
ハウザーもプリチャードも（ブザビ職人笑）しっかり仕事して最高のGAME5の勝利で幕を閉じた。
他にもたくさんあるけどエンドレスになってしまうのでここらでやめとこう。

今日は仕事が休みで、この瞬間をリアルタイムで見れ本当に感慨深い。
奇しくも16年前の優勝も6月17日（現地）だったそうだ。
16年ぶり、歴代最多18度目の優勝。本当に本当におめでとう🏆
JBファイナルMVPおめでとう🏆
50歳代のおばちゃんファンなんてレアかもしれないけどこれからもずっとボストン応援します。
そしていつか、TDガーデンで『let's go Celtics!』と大声で叫びたい!

あーこれでぐっすり眠れる☆
（毎回試合の日は興奮して朝4時前に目がさめてた笑）
10月のシーズン開始がもう待ち遠しい。