サブスクで配信してみた。
ども、実験と共作のレコラボです。
サブスクリプションサービスでの音楽視聴が既に本格化してて、
米津玄師さんやUNISON SQUARE GARDENさんなど有名アーティストのサブスク解禁のニュースをよく目にしますよね?
今回はTune Core Japanで実際にサブスク配信したので、その様子をブログで紹介しようかと思います。
配信用にマスタリングされた音源があれば、サブスクに配信するところは難しくはありませんでした。
ポイントは3つ↓
・配信用マスタリング
・しっかりしたアー写及びアートワークが必要
・リンクコアが便利
1.配信用マスタリング
Tune Core Japanに登録する前に、楽曲を仕上げましょう。
最近DTM界隈で飛び交うラウドネス・ノーマライゼーション。
Apple Music、Spotifyなどの各種配信サービスやYouTube、ニコニコ動画などの動画配信サービスでは現在ラウドネス・ノーマライゼーションが取り入れられています。
コレは楽曲の再生時の音圧を一定の基準にし、リスナー側で音量ボタンを操作しなくても快適に視聴できるよう、自動的に音圧レベルを調整してくれます。
過度に音圧を上げた音源は、この技術によりダイナミクスを失ってしまいます。それを回避するため、各種配信サービスに合わせた音圧に調整する必要があります。
CD時代の音圧マシマシな音源から、演奏ダイナミクスがより重視され、作品にマッチした音楽的な仕上がりが求められるようになってきています。
レコラボではMeterPlugs社のLoudness Penaltyを活用して、マスタリングで適正の音圧に仕上げていきます。
このプラグインは各種配信サービスに音源をアップロードした場合の仕上がりをシミュレートします。
基本的にはラウドネス・ノーマライゼーションが適用されない±0.0となるように音圧を整えます。
サブスク用にはSpotfyを基準に合わせました。
またMVも作っていたので、動画用にはYouTubeを適用、別で書き出し。
このプラグインで音圧調整すると、CD時代に比べて音圧が低く感じられますが、iPhoneで同じ音量のまま、YouTubeで他のアーティストのMV見たりすると、そんなに気にならない感じです。
CD用に作った音源がそのままサブスク配信でも使えるとも限りませんので、注意しましょう。
2. しっかりしたアー写及びアートワークが必要
次にTune Core Japanでアーティスト及び楽曲の情報を登録しましょう。
これだけのサービスに一挙に自分の作品をサービスできるのは便利ですね。
同じアカウントでもアーティスト名義を複数作れるようです。
なおアーティスト登録ではアーティスト写真が必要です。
アー写もばっちり撮ってもらいました。
そしてアートワーク、重要です。
サブスクでの視覚的情報は基本的にアートワークのみ。
聴いてみたいと思わせる力の入ったアートワークが必要。ジャケ買いなんて言葉もあるくらいですからね!
配信の販売では値段が設定できますよ。
3.リンクが便利
登録が完了し、申請すると、翌日申請許可のメールが来ました。
そして配信予定日に「レコラボ 」で検索するとありました、「会いたくない」
最短で2日で配信出来るそうですが、リリース予定日から余裕を持って申請しましょう。
そしてリスナーが利用する配信サービスで視聴できるよう、まとまったリンクを発行できるのが便利↓
聴きたい人がいたらLINEとかDMでリンクを送ってあげればいいし、ライブではジャケ写真の隣にQRコード載せておけば、ダウンロードカードみたくグッズとしても活用出来そうです。
そして今年サブスクでリリースした楽曲、制作に関わった楽曲がらこちら↓
<会いたくない / レコラボ>
<毒リンゴを盛った日 / レコラボ>
<Rainy Dance / フランソワ・マリコ>
※作曲・レコーディングを担当。
〈SOUND LIKE A LOVE / モンジャクシンズ〉
https://music.apple.com/jp/album/sound-like-a-love-single/1520337711
※マスタリングを担当。
ぜひ聴いてみて下さいね。
4.まとめ
瑛人さんのように、メジャーレーベルや音楽事務所に所属しなくても、個人で配信して、楽曲が有名になるケースも近年よく見かけます。
インディペンデント系と呼ばれる、個人の発信力を生かしたアーティストが今後注目されていくのではないでしょうか?
2019年はサブスクリプションサービスによる音楽の売上がかなり伸びたようです。
収益、分配についてはまだ課題がありそうですが、市場が活性化すればこの辺りも改善されることを願っています。
音楽の売り方について、選択肢が多岐に渡る中で、サブスクで聴けることはもはや必須でしょう。
サブスクに名前があることは、YouTubeで動画を上げたり、サウンドクラウドに音源があること以上に、きっちりとしたイメージがあります。
正直サブスクに名前がないとアーティストとして存在していないといっても過言ではありません。
でも実際にはリリースするまでにハードルが極端に高い訳ではなく、上記の要点を押さえていることが重要かなと思いました。
こうした背景も踏まえて、レコラボのレコーディングでお手伝いできることあれば、ぜひご協力させてください。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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