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オンラインマスタリングについて

こんにちは、レコラボです。

レコーディング関連でマスタリング単独での
ご依頼をよく頂きます。

そこで今回はオンラインマスタリングの
ポイントをまとめました。

1.マスタリングは拡大コピー

マスタリングは一言でいうと
「2 Mixの拡大コピー」です。

ダイナミックEQで出っ張り過ぎているところを
和らげたり、エキサイターで
目立っていないところを呼び起こしたり、
マキシマイザーで最終的な音圧を整えたり。。

マキシマイザーの種類によっても
キャラクターは異なり、
アナログ感の強い音作りにすることもあれば、
ローエンドからハイエンドまで
ワイドでクリアに仕上げることもあります。

ただこれらは全て元の2 Mixを尊重して
行っているため、2 Mixのバランスを
極端に変えることはできませんし、
やるつもりもありません。

もちろん当方のマスタリングによって
楽曲のブラッシュアップを期待して
頂いていると思うので、
楽曲の内容をしっかり把握して、
必要なところをマスタリングで磨いていきます。
おそらく音楽的な読みをご評価頂いて、
ご依頼頂いているものだと思っています。

ご提出頂く2 Mixの音圧値の平均は
RMS-20〜-18ぐらいで調整頂くようお願いします。

※音圧があまりに大きい or 小さいと作業が
しづらい場合がありますので、
その際はミックス音源の微調整を
お願いする場合がございます。

2.音圧上げ

マスタリング=音圧上げが
メインの話題になると思います。

音圧にもさまざまな考え方があり、
音圧戦争並みの高い音圧をお求めだったり、
ラウドネスノーマライゼーションを考慮し、
ほどほどの音圧感だったり。。

レコラボではセンスのある高い音圧、
現代的なサウンドをテーマに音作りしています。

高い音圧を狙いすぎて、ダイナミクスが
崩れてしまったり、表現が変わってしまわないよう
注意しながら、楽曲で伝えたいところが分かる
マスタリング、楽曲や用途に適した音圧感を
目指しています。

参考音源やリクエストをお伺いしながら、
一緒に仕上げていきますよ。

3.チェッカー

マスタリングエンジニアの一番の役割は
チェッカーであることだと自負しています。

マスタリングで音圧が上がってくると、
それまで気になっていなかったノイズや
雑音が目立ってくるケースがあります。

ボーカルのボフっとしたポップノイズ、
無演奏時に消していない環境音など、
しっかり音圧上げをしたことにより、
聴き心地の良くないところが現れることが
あります。

レコーディング時に過大入力を避け、
ミックスで丁寧にトリートメントしていれば
そのようなことはないのですが、
マスタリングの段階で発見した場合には、
ミックスまで戻って微調整して
頂くことがあります。
場合によってはこちらで原因調査&ノイズ除去
するようなこともありましたが、、

最終の仕上げであるマスタリングの工程では、
快適なサウンド、何度でも聴きたくなるような
楽曲を目指し、ブラッシュアップ
していきますよー!

4.1曲あたり3,500円

価格表に記載の通り、単体マスタリングは
1曲3,500円です。

用途別にマスタリング書き出しの場合は
最大3パターンまでとします。
(例えばCD用、ストリーミング配信用、
YouTube用など)

カラオケver.など同楽曲で別仕様の
マスタリングも併せて行う場合は、
内容に応じて料金を相談させて頂きます。

バッチリ仕上がった音源でなくても、
スマホで撮ったラフな演奏を綺麗に
聴かせたいなど、そうしたご依頼でも
もちろん対応させて頂きますよ!

5.まとめ

一口にマスタリングと言っても奥が深く、
楽曲の仕上がりが決まる重要な工程であります。

なお今回は1曲のみの単体マスタリングが
主な話となっており、EPやアルバムの場合は、
楽曲同士の間やフェードによる演出、
音質に対して統一感を吟味する必要があり、
作品集トータルとしてどう聴かせるかが
マスタリングの醍醐味のため、
その辺りのところもまた紹介できればと思います。

今回も最後までご覧頂き、
ありがとうございました!

【レコーディング担当】

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