マタニティマーク付けるor付けない
マタニティマーク。
未だに賛否両論ある。私も妊娠中、つけるかどうか迷っていたし、つけていたのに隠すという謎の行為をしていた。
結論から申し上げますと
マタニティマークは絶対必要
私なりにその理由を記したいと思います。
つわりが酷かった。つわり中は近所のスーパーすら行けず、ずっと家に引きこもっていた。
それが3ヶ月続き、つわりが終わりを遂げた頃、友人と出掛けるため3ヶ月ぶりに化粧をした。
まず埃かぶったメイク道具をティッシュで拭くところからが始まり。
3ヶ月も引きこもっていたのでメイクのやり方を忘れていてびっくりした。メイクが浮きまくっている。ただ目の周りをイタズラに黒く塗りつぶしただけの女がそこにいた。(ホラー)
冬だった。
服も何を着たらいいか分からずとりあえず既存のジーンズではお腹が苦しいのでゆったりしたオーバーサイズのニットワンピにレギンスを履いて、
足元を冷やさないようその上から靴下も履いて、コートを着てみたら妊婦って感じやん♡と機嫌を直し妊婦の象徴であるぺたんこ靴を履いて家を出た。
が、街角でふいに映った自分の姿みて絶句した。
妊婦というか、ただの太ったババア。
もともとマタニティマークはつけたくない派だった。
妊婦アピール()とか思われるのも嫌だしネットをググれば嫌がらせされた、やマタニティマークうざいなどのネガティブな意見がわんさか出てくる。
お気に入りのバッグに全く趣味じゃないストラップをつけることにも抵抗があった。
が、これは早急に用意しなくてはいけないと思った。
なぜなら一目で妊婦と分かるほどお腹の出ていない今、私はもはやただ服をやたら着込んだ太ったダサいババアなのだ。
マタニティマークの本来の仕事は電車で席を譲ってもらう為ではないのだということを初めて理解した。
水戸黄門の印籠のようにこれを掲げ、「私は今妊娠しているからこんなにダサくて髪もプリンで女として終わっているだけであって、本当の私はこんな疲れ切ったババアじゃないですよ。決してデブではないんですよ。」という”言い訳”を世間様に向けてするものである。
このマークひとつで「あぁ、妊婦か」と、デブに見えるダサい服もプリンの頭も疲れ切った顔も全てが許される。
もちろん道行く人は私なんか眼中にもないし私もいちいち人の服装を気にしたりはしない。そんな事は分かっているが、そういう問題じゃない。
自分を納得させる為にマタニティマークは絶対に必要だ。
そうだ、たまごクラブを買おう(付録)
余談になるが、友達とお茶したあとに友達が写メとろー♡と言って撮ったけど、美しい友人の隣で、当たり前のごとくめっちゃブスだった。
ブスだと自分で分かっているので顔面は引きつってるし、つわりの煽りで頬はこけて顔色悪いし何もかもがブス過ぎた。あれもしやインスタアップされたのかな…死にたい…
引きこもって3ヶ月。人々の輪の中から外れる生活をしているとこんなにも老けるのだな…道行く女性の綺麗なこと…と当時はかなり落ち込んだのを覚えている。
色々な方面からの意見はあるが、私は言い訳の道具としてマタニティマークを付けていた。それを付ける事によって少しだけダサい自分を許す事ができたのだ。
そしてお腹が大きくなり、一目見て妊婦だと分かる頃、逆に妊婦ファッションを楽しみだした。
妊娠中の方でマタニティマークの是非に頭を悩ませている方に、堂々と付けるべきだと私は言いたい。
そしてマタニティマークという印籠を発案してくれた人には感謝状を渡したい。
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