折々のチェスのレシピ(435)少しだけ高度な知識をあなたに
フィアンケットは有力な駒組みだけれども手数が掛かってしまいその間に相手に手を作られてしまう恐れもなきにしもあらずということは以前に何度か書きました。
では、次のような手順はどうでしょうか。
上のgifアニメーションは以下の局面で終わっています。
f5の地点で駒交換した後に白はg3とポーンを突いています。自然な手順の中でg3としています(fファイルのポーンの進出を牽制しています)。手損をすることなくフィアンケットを可能にする手筋です。
この後、相手次第ですが、白は原則的にフィアンケットを目指します。
例えば、
こんなふうに受けの手を入れておく余裕があるぐらい白は有利に戦いを進めることが可能です。それもこれも自然な手順の中でフィアンケットを組むことができたからに他なりません。
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