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折々のチェスのレシピ(42)

以前、自陣の最下段から三段目に気をつけないと両取りをかけられてしまいやすいとご紹介しました。

白は3ランクにビショップとナイトを集めすぎです。序盤から中盤でやってしまいがちです。まだすぐには大丈夫ですが両取りを回避する手を指さなければいけないぐらいなら元から別の手を指しておけばいいことになります。

また、

お互いの中央付近の駒が捌けた中盤にやってしまいがちなのが、こんな駒組みです。同じランクに自分の駒を並べるとやはり両取りがかかりやすくなります。

これが致命傷にはなりませんが、もちろん避けたい手です。

さらに、白のe7のルークを見てください。今のところ問題なさそうに見えますが、もしかするとチェック&ルーク取りがかかってしまうかもしれない位置です。

駒得をしている白は終始評価値では黒をリードしていました。しかしこうしたミスが重なったこともあって、結果としてこの対局は黒の勝ちでした。

今回はついやってしまいがちな駒組みをご紹介しました。まずは以上の3つだけでいいのでこれらに留意しながら指すことで勝率も上がっていくと思います。


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