見出し画像

詰将棋屋または大道詰将棋 元一少年の思い出

「現代名棋士物語 ベテラン・大野元一」が面白い(「将棋世界」昭和34年4月号)

元一少年は木見七段に弟子入りするのだが、みすぼらしいうどん屋が先生の家だったと知り愕然。大先生がうどん屋をやっているとは、今では考えられないですね。

しかし、当時は将棋だけで食べていけたのは、関根金次郎と坂田三吉だけだったとか。

そんなわけで弟子なのか丁稚なのか身分がよく分からない元一だったが、ある日の出前の帰り、詰将棋屋が店を出していた。一番50銭で、詰めればタダになった上、タバコなどがもらえた。

元一はこの詰将棋屋を散々負かして帰還するというお話。

詰将棋屋、別名大道詰将棋とも言うそうで、大正時代あたりからあったらしい。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?