科学に阿る

多分、最初にこれ言うと引いていく人が多いと思うので。

私は、「占いは統計学だから」という人を信用していません。
てか、好きじゃないです。
全ての人ではないにしろ。

占いというものは、太古の昔からありました。
神がかりなリーダーシップをとるもの。
互助的な意味合いを持つもの。
憑依的な力で許しを与えるもの。
そのパターンはそれぞれでしたが、その根底にあるものは“得体の知れない力で人々を導き癒すもの”では無いかと思っています。

人ではあるが、人に在らず

それが占い師の立ち位置でした。
しかしそれは、誤解も産みやすいもの。
得体の知れない力、というものが、時によって“禍々しいもの”と同等・同質と捉えられることもあり、怪しいものとして扱われるようになったのはいつからだったのでしょう?

先人の事を悪くいうつもりはありませんが、元々個性的なキャラクターではあったが「普段そこまでやらないのに、映像による過剰演出」によって、占い師=怪しげな人、みたいな時期もありましたよね。
(それは最近でもあまり変わらないか。)

何時からだろう?
「占いは統計学だから」っていう言い訳が独り歩きし始めたのは。
私の記憶では、1990年代後半位からのような気がしてます。
ではそもそも「統計学」とは何でしょう。

統計学とは、経験的に得られたバラツキのあるデータから、応用数学の手法を用いて数値上の性質などを見いだし、実証分析を伴う科学の分野において必須の学問。(Wikipediaから抜粋)

ということは、応用数学を用いる以上、数値的解釈ができることが前提なのではないでしょうか。
例えば、「〇〇年から〇△年における牡羊座生まれの場合、積極性を持つ人物像が全体人口の何%で観られたから、統計学的に言うと牡羊座の人物は積極的」というのが統計学であって、「昔から全体の星座の中で牡羊座生まれの人は積極的か人が多いから、牡羊座は積極的」っていう奴は、ただの経験則でしかないという事。
何故か“占いは統計学”という人たちは、経験則=統計学ということにしたいらしい。
「怪しいものじゃないんですよ〜、れっきとした科学的見地に基づくものなんですよ〜」って。

占いが科学的でなくて、根拠も分からない怪しいものだったら、どこがまずいの?

教えて欲しいです。

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