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【学校の先生向け】大学生が考える理想の授業方式

※今回は中学高校の先生の方々に向けた内容です

初めまして!現在法政大学に通う大学1年生です。今回は私が授業を受けてきて思う理想の授業方法をご提案したいと思います!

まず結論から、、、私が思う理想の授業方法はグループワークです!
「グループワークならやってるよ」という先生は多いのではないでしょうか。しかし毎時間グループワークで授業をしている先生は少ないのではないでしょうか。ここからはなぜ私がグループワークを推奨するのかをご説明したいと思います。

家ではできない
まず私がグループワークを推奨する1番の理由は、これです。家では自分以外の家族しかおらず、勉強でグループワークをすることはできません。学校に行って勉強することの1番のメリットは、周りに同じ勉強をしている仲間がたくさんいるということです。ただ先生の板書を生徒が写すという授業スタイルであれば、今の時代オンラインでできます。だからこそ周りにたくさんの生徒がいる学校では、家ではできないコミュニケーションをとる授業を展開するべきです。

理解度があがる
アメリカ国立訓練研究所が発表したラーニングピラミッドというものがあります。これによると、人に教える勉強方法はただ話を聞くことよりも、学習内容の定着率が85%も高いのです!私自身、高校時代はよく友人に勉強を聞かれたのですが、教える度に自分の理解度があがり、問題をスラスラ解けるようになったことを覚えています。グループワークでお互い教え合うことでより授業内容を理解することができます。

勉強以外の力も養われる
グループワークをすることで友達との交流も広がり、自主性、協調生などが鍛えられます(実際社会に出て使える能力はこっち)。①でも書いたようにただ授業を聞くだけならオンライン授業でもいいはずです。ただ学校に来て学ぶことだけが学生の役割ではないはずです。友達と喋ったり、休み時間には一緒に遊んだり、学校では生徒同士の関わりがとても大切です(もちろん先生と生徒間も)。グループワークをすることでこのような生徒同士の交流も図ることができるのです。

では最後に私の経験から良いグループワーク悪いグループワークの違いを説明したいと思います。
これも結論から、、、いいグループワークは課題が論述型であることです。例をあげて具体的に説明していきます。

例えば社会(ここでは歴史とする)の時間本能寺の変を生徒に教えることになりました。そのプリントの内容として2つのプリントを作りました。
A:「本能寺の変で殺された人物は誰か」
B:「本能寺の変で信長が殺されました。ではなぜ信長は殺されたのでしょう」
皆さんならどちらを問題として生徒に取り組ませますか?私が先生ならBを問題として取り組ませます。このBが私が推奨する論証型です。

Aも十分勉強になる問題です。しかしグループワークでこの問題を出してしまうと各班で理解の差が生まれる可能性や、ただ答えを探すだけなら1人でもできるという理由で授業に集中せずただ友達と喋って終わるということになってしまいます。つまり、この問題を出したグループワークは答え合わせとお喋りで終わってしまいます。
しかし、Bの問題の出し方であれば生徒同士のより深い話し合いが見込めます。どうしてそうなったらかを論理的に考えることで思考力が鍛えられます。また、話し合う事で生徒同士の交流も生まれ、互いに意見を述べる事で自主性なども育まれます。

授業方式:前回の振り返り→今回の課題掲示→グループワーク→各グループの意見発表→まとめ

したがって、私はグループワークで論証型の課題を取り組ませるという授業スタイルを推奨します。最後まで読んでいただきありがとうございました!授業の参考にしていただけたら幸いです。

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