CryptoNinja 二次創作 第13話
於兎との一対一の訓練は、毎日続いた。
しかし、まだ1度も勝てていない。
今日は、今までの於兎との訓練を振り返ってみようと考えた。
初日は、分身の術を使われたから広い場所に行って
土遁の術を使われたから木の上に避難したとたんに火が
僕の所に向かってきたよな。
次の火は、この葉隠れの術を使われて於兎の場所が分からなくなって
気づいたら背後を取られていたんだよな。
よく、今までの事を振り返ると
分身の術やこの葉隠れの術などあまり大げさではなく
補助的な忍術によってかく乱されている。
このような忍術を扱える事によって戦う上での
戦法にバリエーションが出てくる。
一方、僕の忍術は大技ばかりだ。
その為、於兎に見抜かされてうまくかわされている。
僕も今よりも戦いで強くなるには、大技ばかりを練習しても
ダメだ。補助的な忍術を学んで戦術の幅を増やさないと
いつまでたっても、於兎には勝てないよな。
於兎に相談して、分身の術やこの葉隠れの術なども
使えるようになろう。
於兎「えっ。もう気が付いたの。
気が付くのが早すぎない。」
やっぱり、大技ばかりを練習していたから
こちらの戦い方が見抜かれていたか。
「それでは、これからは分身の術をマスターして」
分身の術か。何度、於兎にやられた事か。
於兎は、分身の術で5体まで出していたな。
僕は、100体くらいまで出せるように訓練をしよう。
分身の術が出来たら、今度こそ於兎に勝てる気がするぞ
こうして、分身の術の訓練が始まった。
数日が経過して
僕の分身が30体まで出現できるようになった。
しかし、それまでだ。
出現したまではいい。しかし、出現した分身が動かないのだ。
これは、困ったな。
分身を1体づつ思い通りに動かさないといけないのか。
しかも、僕自身もその場に立ち尽くす訳にはいかない。
いや、待てよ。
分身の術を遠くからしておいて僕自身の場所が相手に
分からなければ僕が分身を操る事が出来るようになる。
残る問題は、複数の分身にどうやって命令を与えるかだ。
ZOOMみたいなものか?
ZOOM。。。。。。。。。
あぁ、そうだった。
僕自身がホストとなって分身の1つ1つを見る事が出来た。
これは、この時代の人には分からないだろう。
早速、訓練だ。
ZOOMを思い出して、影分身の術
おぉ、1体1体が見えるぞ。
これならば、それぞれに指示を与える事が出来る。
影分身の術は、これで完成だな。
でも、本体が倒されてしまってはどうようもないな。
本体は、この葉隠れの術で隠れておこう。
この次は、この葉隠れの術を覚えるぞ!
次回に続く
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?