CryptoNinja 二次創作 第6話
大変な事になった。
ハヤテさんは、雛之丞さんから聞いた話を紙に書き伝書鳩に持たせて
岩爺の所に行かせました。
「伊賀と甲賀 の両方を相手にする気か。
相手は、相当自信があると見える。
伊賀と甲賀で協力体制を組むか?」
雛之丞「それは、私の一存では決められない。
里の忍者にも話さなければならない。」
それも、そうだな。
雛之丞「それに、まだ味方と決まった訳では
ないからな。甲賀の忍者がうちの忍者を襲っていない
証拠もない。」
雛之丞の言う事も一理ある。
それに、甲賀としても弁天をさらった忍者が伊賀
ではないという保証もないしな。
ハヤテが見たものは、あくまでも口寄せの術で現れた玄武。
その口寄せをした忍者を見た訳ではない。
もし、呂屯様がしたとなれば大変な事だぞ。
あのお方は、すでにお亡くなりになられた方。
そのお方がしたという事は、何者かが禁止されている
「穢土転生」という術を使った可能性が高い。
最強の忍者が相手という事になる。
あのお方は、全ての忍者の祖。
つまり、ほとんどの忍術を作ったお方。
私たちが知らない忍術を使ってくる可能性もある。
下手したら、どこかの忍びの里自体が操り人形となっている
可能性も考えないといけないな。
そうしたら、大変だぞ。
いちいち、術を解いている余裕はない。
忍び同士の命をかけた戦いとなるだろう。
雛之丞も私たちと会った内容を里の忍者に話す為に
伊賀の里に帰っていった。
呂屯様を倒したとしても、その呂屯様を転生させた忍者を
特定できなければ意味のない。
これは、相当難易度の高い物になるぞ!
「私たちも、一度 里に戻ろう。
もう、ここには何もないようだ。」
こうして、ハヤテ達も里に戻る事になった。
里に戻ったハヤテ達は、岩爺と今後についてどのように
するかを話あった。
「もし、この甲賀だけでなく伊賀にも戦いを挑むとしたら
よほどの自信がない限り無理ですよ。」
「もし、呂屯様が穢土転生の術で操られていたとしたら
厄介ですよ。しかも、呂屯様を操るなんてその忍者は
かなりの実力者だと見て間違いありません。」
「これなら、あの弁天がさらわれる訳だ」
皆、不安な気持ちを抑えきれないようだ。
岩爺も、目を閉じたまま考え込んでいる。
「なんだ!あれは」
「化け物が襲って来た」
岩爺の所にいた忍者達が外に出るとそこには
玄武が暴れていた。
そして、その玄武の上に体が腐っている忍者が立っていた。
「まさか、あの忍者が呂屯様か。」
岩爺「いかん。皆、急いで退避しろ。」
玄武は、甲賀の里を破壊しています。
「里は、また作ればいい。それよりも、命が大事だ!
早くここから退避するのじゃ。」
こうして、甲賀の里は破壊尽くされました。
次回へ続く
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