CryptoNinja 二次創作 第10話

#CryptoNinja #二次創作

匂いを頼りに食糧の調達も楽じゃないな。

五感も視覚と聴覚を封印され、味覚もあてに出来ない。

嗅覚と触覚だけで生活しないとな。

早く、忍術を覚えたいよ。

本当に。

って動物を狩るにしても魚を取るにしても果物を取るにしても

残っているのは嗅覚だけじゃないか。

触覚で動物が分かる訳ないし。

この嗅覚を封印されたらどうすればいい?

心を無心にしよう。

そこに何かの手がかりがあるはずだ。

リラックスをして自分の中にある物を見つけるんだ。

五感が無くなってもいいように。

ん。

さっき、心の中に少し光が見えた気がしたぞ。

五感を超えろ!そして、この一帯を炎で燃やし尽くせ。

まだだ。まだ、何かが足りない。

全集中をするんだ。山が丸ごと燃えるイメージを!

あれ!

少し焦げ臭いぞ!

於兎が「少し燃えてる、」

と言っています。

目隠しと耳栓を外すと私の前には、少し草が燃えていました。

思わず「やったー」と叫びそうになりましたが

恥ずかしいのでやめました。

火をおこせるようになったら、後は火の勢いを増すだけです。

同じ事を繰り返し練習をしましたら

数日後には、木が1本丸ごと燃える位までいきました。

さすがに、山が丸ごと燃えるまでにはいきませんでしたが

上達が見られました。

於兎は、その光景を見て少し嬉しく思いました。

そして、

「お前は、このまま修行をしていろ。私は、少しの間

町に行って情報を集めてくる」

と行って走り去って行きました。

さすがに、山を燃やしかねないと思い

川に行き火の忍術の修行をする事にしました。

山が丸ごと燃えるイメージだけではダメだ。

そうだ!

地獄の炎をイメージしてみよう。

地獄の火ってどのような物かな?

黒い炎なんて地獄らしいな。

黒い炎が地平線まで燃え盛るイメージをしてみよう。

リラックスして。

黒い炎が渦巻いているイメージを。。。。。

ごぉぉぉぉぉ

な、なんだ?

目隠しを取って見ると

川が炎で蒸発していました。

魚達は、丸焦げです。

な、なんかすごい忍術を編み出したみたい。

すると、於兎が帰ってきました。

「た、大変だ。」

於兎が慌てて帰ってきました。

「お、於兎 落ち着け」

「あの玄武が、風魔の里にも現れて風魔の里も物凄く荒らされたらしい。

そして、伊賀と雑賀が互いに玄武を呼んだのはお前の里だと言い争っている

そうだ。里の皆は、風魔の里が近くに住んでいいと言ってくれたので

皆は、今そこで暮らしているとのことだ。」

準備が出来たら、里の皆がいる所に行ってみよう。

次回へ続く



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