「モテるね〜」は褒め言葉じゃない
人気YouTuberヒカル君の動画の、タレントの勝俣邦和さんとカジサックさんとのトークがとても面白かった。
勝俣さんって、そんなに興味のあるタレントさんではなかったけど、やっぱり息の長いタレントさんの思考って、本当に深いな〜と思った。
例えば…
お笑い的に面白いことができなくて悩んでいた時に、萩本欽一さんに相談したところ、
「面白くなろうなんて考えなくていいんだよ。それよりも人に優しくなれ。そうしたら優しいお笑いができるから。それを考えずに目先の面白いを探していたら、その時は大勢が笑っても、きっと誰かが傷ついているから」と…。
それから自分の人生の課題は「優しくなる」に決めて、それを軸にして生きてきたと。
そんな風に、勝俣州和さんの人間としての引き出しには、いろんな深イイ話が詰まっていて、とても勉強になった。
でも、いろいろ面白深イイ話がある中で、私が「なるほど〜!」と膝を打ったのは、この言葉↓
【モテるって褒め言葉じゃないから】
そして…
「モテるってカッコ悪いじゃん。一人の女性を愛せていないってことだから。いつまでもフラフラしてるって見られてるって事だから」
と続く。
確かに!
私の知る限り、自分も含めて、男も女もみ〜んな幸せそうじゃない。
特にモテると言われた独り身の男性は、フラフラしてんな〜チャラチャラしてんな〜って見えている。
まあ、面倒なパートナーがいなくて一人で気楽でいい面も多いから、それを幸せじゃないとは言わないけど、やっぱり気の合うパートナーといろんな事を共有できている人たちを羨ましく思うことはある。
そして、勝俣さんの言葉を聞いた時に思い出した人物がいる。
それは、小中高ずっと一緒だったSさんという、広瀬すずばりのとびきりの美少女のこと。
彼女は小3の時に転校してきた時から高校まで、ずーっと注目の的だった。
にも関わらず、彼女はずっと淡々と生きて、女子にも好かれていた。
彼女は周りから「モテるね〜」と言われると、心底嫌そうな表情をしていた。
そして、告白のために呼び出される度に暗い顔をしていた。
中学生から急にモテ始めた俄かモテ女の私は、チヤホヤされることはそれなりに嬉しく、「モテるね〜」と言われたら「そんな事ないよ〜」と言いつつまんざらでもなかったから、Sさんがなんであんなに嫌がるのか、その頃は全然わからなかった。
それが50年後の今、「なるほど!モテるって、全然イイ事じゃないって、Sさんはちゃんとわかっていたんだ」と合点がいった。
数年前の同窓会で久しぶりに会った彼女は、あまり変わることの美しい老け方で、性格も相変わらず穏やかで、そりゃ〜人生色々あったんだろうけど、家族に囲まれて幸せそうに暮らしているようだった。
「あれだけの美貌で、何も成さずに平凡に生きるなんてもったいない」と言う人もいた。
私も中学生の頃は、「私がSさんだったら絶対にアイドルになるのに!」と浅はかに思っていた。
あれだけ青春時代に注目を浴び続けた人の平凡に見える人生を、「面白味がない」と言う人もいたけど、たぶん面白味満載の人生だった私からすれば、今は、「人生に面白味なんている?」って思う。
面白い人生って、そりゃ〜心が揺れてシンドイわ。
私は、もう一度人生をやり直せると言われても丁重にお断りする。
生きていた若い両親にもう一度会ってみたいとは思うけど。
韓国ドラマ「生まれ変わってもよろしく」を見ていても、前世の記憶がそのまま残っているって、今の人生に教訓を活かせそうでいて、誰とも共有できない思い出ばかりが積み重ねっていく辛さが、残酷極まりないと思えた。
話しを元に戻すと、私の経験からも、周りの印象からも、「モテるって幸せなことじゃない」って、勝俣さんの言葉を聞いて改めて断言する。
1万人に好かれるよりも、たった一人のパートナーと、手を取り合って困難を乗り越えていけることの方が、ずっとずっと幸せだと、今は心底そう思う。
と、今日はそんなお話でした。
最後までお読みいただきありがとうございました♪
昨日は親友夫妻と山梨県勝沼にぶどう狩りに行ってきたよ🍇
あ!ちなみに前述の動画はこちら↓興味ある方はどうぞ♡
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?